★★★★
TOCT−24153 東芝EMI 小野リサ ドリーム
アメリカの懐かしいスタンダード・ナンバーをボサノバ風に
アレンジした楽しいアルバムです。
2曲目の「ムーンライト・セレナーデ」はシャレたアレンジで
原曲とは違った不思議な雰囲気がある。
小野リサは気取ったところがなく、安心して聴くことのできる
数少ない日本人女性です。
このアルバムはアメリカ録音で、参加ミュージシャンはDon
Grusin、Dave Capentrなど豪華です。
プロデュースはOscar Castro-Neves&小野リサ。
★★★
TOCT−24153 東芝EMI 小野リサ BOSSA CARIOCA
ボサノバ40周年に製作されたジョビン・ファミリーがプロデュ
ースしたアルバムです。
暖かさ、思いやり、素直さ、彼女の人柄がそのまま反映され
た清々しさを感じる仕上がりになっています。
収録曲も一部の作曲家にとどまらず多岐にわたる。
この手の内容をさらりとやってのけるように感じてしまうのは
彼女に実力があるからこそだ。
サウダージを身につけているのはおそらく彼女だけ。
日本のファンへの功績はとても大きい。
★★★★★
BVCK-37061 BMGファンハウス 小野リサ/サウダージ
小野リサの7作目で、10年ぶりに登場したジョアン・ドナート
の作品集である。ドナートは編曲、ピアノ、そして一部ボーカ
ルを披露している。
二人とも息はぴったりで、楽しんでレコーディングしたであろ
う雰囲気が伝わってくる。どの曲もドナートの名作ばかりで、
「アマゾナス」、「何でもないよ」は特に良い。曲の持ち味が充
分に活かされている。このアルバムは小野リサの代表作であ
ると同じに、ドナートの代表作でもあると思う。
彼女のリラックスしたボーカルは聴き手を楽しく優しく包んで
くれる。飽きることのない名盤だ。
★★★★
COCW-30580 日本コロムビア 東京キューバン・ボーイズ
/ブラジル Oh!
東京キューバン・ボーイズ結成50周年記念アルバムのボサ
ノバ編である。共演はブラジルのパーカッション・グループ、
トリオ・パゴン。録音は1968、9年頃と思われる。
製作年を考えると編曲が武骨なのはいたしかたないが、そん
なことは百も承知。聴き所は、「冒険してみました。」と思わせ
る微笑ましい数カ所の編曲部分である。ブラスの厚みのある
サウンドが迫力満点。
ボサノバの名曲や映画音楽、ビートルズ・ナンバーまで全24
曲。
奇をてらわず、正々堂々と取り組んでいる姿勢は好感が持
てる。
★★★
COCY−78707 Portazul 中村 善郎/リテラリオ
中村善郎の声は低くて心地よい。押し付けがましいところも
無いので、疲れているときには最適である。このアルバムは
全13曲のうち12曲が彼のオリジナルという意欲作である。
中でも「青い9月No.1」はイントロから名曲の予感がする。
静かなギター・ソロに始まり、サックスが情熱的に盛り上げて
いく。彼の代表曲になるであろうインパクトのある秀作だ。
他の曲では橋本一子やソニア・ローザとのデュエットもある。
リテラリオとは「文学的なもの」という意味らしい。
曲の一つ一つが物語りになっている。
ほろ苦い大人の物語だ。