農業　　耕地面積の増加
　　代官見立新田、村請新田、町人請負新田
　　灌漑設備（箱根用水、見沼代用水）
　　金肥の普及と農具の発達（備中鍬、千石どおし、踏車、唐箕、千歯こき
　　農業全書（宮崎安貞）
　　四木三草（商品作物）の奨励　木綿、菜種油、藺草、檜杉材
漁業
　　地引網など上方漁法、網元・網子システム
　　製塩業（揚浜式塩田→入浜式塩田）
鉱業
　　佐渡・生野などの金銀山、石見大森銀山、足尾銅山
　　院内銀山・阿仁銅山は秋田藩佐竹氏が経営
　　伊予の別子銅山は民間経営（住友家の基盤となる）
　　たたら製鉄法の発達
手工業
　　農村家内工業、問屋制家内工業が発展
特産品
　　西陣織の高機技術が関東に浸透　　桐生絹、足利絹、米沢絹、上田紬、結城紬
　　木綿は三河・尾張当たりから西へ　小倉織、久留米絣など
　　陶器・漆器　輪島塗
製紙
　　越前の鳥の子紙、播磨の杉原紙
酒
　　灘・伏見・伊丹　　樽回船
醤油
　　野田、銚子、京都
流通
　　蔵物（諸藩の年貢米など）　
　　蔵元（蔵物＝年貢米を換金する商人）掛屋（出納、送金する商人）札差（蔵宿、江戸の米商人）
　　納屋物（民間の諸物資）
　　卸売市場　大坂　堂島米市場、天満青物市、雑喉場魚市
　　　　　　　江戸　日本橋魚市、神田青物市
株仲間（近世の同業者団体）　大坂の二十四組問屋　江戸の十組問屋
豪商　　三井（越後屋呉服店）鴻池、住友、紀伊国屋文左衛門、淀屋辰五郎、奈良屋茂左衛門、河村瑞賢
貨幣　　
　　金・銀・銭貨の三貨が誕生、輸入銭時代が終わる
　　金座・後藤庄三郎、銀座・大黒屋常是　　
　　金１両＝４分　１分＝４朱（計数貨幣）
　　銀貨は秤量貨幣
　　銭貨（寛永通宝）　一枚一文　一貫＝１０００文
　　大坂の銀遣い、江戸の金遣い　両替商が不可欠（本両替、銭両替）
　　十人両替（大坂の本両替組合）
　　藩札（紙幣）
五街道　日本橋が起点
　　　　　　最初の宿場　　　主な関所　　　　　　　　　常備の人馬
　　東海道　　品川　　　　　箱根・新居　　　　　　　　１００人１００匹
　　中山道　　板橋　　　　　碓氷・木曽福島　　　　　　５０人５０匹
　　甲州道中　内藤新宿　　　小仏　　　　　　　　　　　以下２５人２５匹
　　奥州道中　千住　　　　　
　　日光道中　奥州と宇都宮で分岐　　栗橋
　　関所は江戸の治安及び軍事的な目的（入り鉄砲に出女）
沿岸航路と河川交通の発達
　　南海路（江戸・大坂間、菱垣廻船→樽廻船）
　　東廻り航路（東北から江戸へ、太平洋側）
　　西廻り航路（東北から日本海側を大坂へ）
　　河川交通の角倉了以（１７世紀前期）沿岸交通の河村瑞賢（１７世紀後半）
　　但し大阪湾安治川を整備したのは河村瑞賢
　　過書船（京・大坂を結ぶ淀川）
飛脚
　　継飛脚・大名飛脚・町飛脚