初公開!2001年

縦型エンジンだから出来る、お手軽一次圧縮比アップ法

低中速トルクアップ!
1984年頃に(高校生2年生)独自に考案成功した方法!!
★製作工程の画像はありません。
機会があればアップします。

高校生の時、
毎日勉強はせずにどうしたら早くなるのかばかり考えていました。(^^;
近所のバイク屋のおじちゃんが、『昔はクランクのウェーブの穴にコルクを詰めて一次圧縮比を上げた』と口癖の様に言ってました。
当時の私には、クランクを割る工具どころか度胸無く無理でした。
しかも、
JOGのウェーブには穴が空いていません、一体どうしたら一次圧縮比を上げられるのかと悩んでいました。
何時ものようにシリンダーを眺めていた時、ふと、リードバルブとシリンダーの隙間は何の為に有るの?と考えていたら、ココの隙間を無くしてしまえば、一次圧縮比を上げる事が出来る!と閃きました。(☆o☆)
どうやって埋める?
早速、バイク屋のおじちゃんに相談したら、
『デブコンて言って、固まるとアルミに近い金属になるパテが有るよ。』と言われました。
これだ!
と思い早速購入をと思い価格を聞いてビックリ!
1984年当時の金額で5,000円!
当時のお小遣いの2ヶ月分・・・でも、頼みました。
現在でしたら、ホームセンターで買えるコニシの金属用パテがお勧めです。
^^

1984年当時
高校生の時、加工した27Vシリンダー
準備する物
○デブコン(D社のメタルパテ)
○電動ドリルとΦ3〜5の刃
○リューター若しくは、棒ヤスリ。耐水ペーパー180、320、600
○グリス少々
○ブレーキクリーナ
@
基礎工事
デブコンの剥離防止の為、シリンダー、リードバルブ取り付け部分にドリルで穴を掘る。
この作業を怠ると走行中の振動でデブコンが外れてクランクに吸い込まれて・・・。
ポイント @ 深さは2〜3mm位を数多く。
      A デブコンが薄くなりそうな所は多めに掘るのがミソ。
A
シリンダーを良く脱脂して多めにデブコンを塗ります。
ポイント@ ブレーキクリーナを使って念入りな脱脂。
    A デブコンを念入りに練りこむ!
       これを怠ると硬化時間の遅れ、気泡によるホールが出来ます。
    B 少しでも容積を稼ぐ為、大量に付ける。多い分は削ればOK。
B
次にシリンダーに付けたデブコンに型を造型。
不要になったリードバルブにグリスをタップリ塗ります。
ポイント:グリスを塗る事によってリードバブルにデブコンが付着するのを防止。
C
リードバルブごと、ボルトで固定します。(固定する時間は使用するデブコンの種類で違います。)
この時、シリンダー側のパッキンを付けない方が後々作業効率が良く。(当たり面による二次エアー吸いを防ぐ)
半乾き状態でリードバルブを
ゆっくり外します。
後は完全に固まるのを待つだけです。(^^)
固まったら、余分な部分をリューター、ヤスリ、カッターで荒削りをします。
荒削りが済んだらペーパー等を使い仕上げて行きます。
念の為にリードバルブを実際に填めてみて接触面が無いか確認しながら仕上げて行くのがコツです。
ポイント@ 慌てずゆっくり外す。
    A 仕上げはリードバルブを付けてみて当たり面のみ削る。
秘訣:固まったデブコンにマジックを塗り、リードバルブを取り付けて上下左右動かす。
    当たり面のみ、色が変わるので接触面が解る。
時間は掛かりますが、ハッキリ言って安価で簡単で、効果有ります!
特に50ccのシリンダーは埋める容積が大きいので体感するほど効果有り!
但し、JOG80の場合は元々隙間が少ないので50ccで得た程の体感は得ません。
最高速は変化しませんでした。



今思えば、1984年当時に良く閃いたと関心します。^^;;



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