FRPで、
オリジナルフェンダーを作ろう!


整備製重視でエンジン周りのカバーを取り去った結果!
タイヤが巻き上げる泥等が、
プラグ周辺に溜まり、
プラグを外すには毎回泥を除去を必要とする状況で、、、
何か良い方法は無いかと考えた結果・・・
見た目も実用性も兼ねた
リアータイヤ用のフェンダーを
製作することにしました。^^



先ずは妄想です・・・
何をさておいても妄想です。^^
だって・・・
どんな形に仕上げるのか妄想するしかありません。^^

で、、、
妄想が終ったら作業開始です♪^^


先ずは!
タイヤ形状に見合ったフェンダーを作りたいので、タイヤの形状を型取ります。

厚紙(白表紙、板目表紙を使用)に1〜2mm間隔で切り込みを入れます。コピー用並みの厚みだとコシが無くて型取りし辛く、逆に厚過ぎるとコシがあり過ぎて型取りし辛いです。
暗くて分かりづらい画像ですが、
切り出した型紙をタイヤに押し付けて形状を型取ります。
型紙を元にどの位空間を持たせたフェンダーにしあげるのか妄想し、板を切り出します。

10インチのタイヤに嵌める板だけにコンパネほどの厚みがあるとRをつけるのが面倒なので、3mmの合板を使いました。
鋸で切り出し、荒めのペーパーで整えます。このように重ねて研ぐと同じ形状に仕上がり易くなります。^^

型作り!
型を作るのに石膏や粘土などの材料がありますが、軽くて接着力があり、安価で手軽なスプレー式の発泡ウレタン使いました。
ウレタンは、意外とキメ細かいので念入りにマスキングを施し、切り出した型を装着し固定します。

※ココである程度の形状が決まりますので念入りに作業!
※仕切り板は、画像では見辛いですがズレないように針金で固定してます。

町乗り号用ですが、型取りし辛いのでSS号の車両を使いました。^^;;
これが後々、町乗り号用に新たに型を作るハメに・・・^^;;
ホームセンターで売っていた、エービーシー商会の住まいるフォームを使用。

※ウレタンが手に付くと悔やみきれないほど取れないので、必ず手袋をして下さい!シンナーで拭いてもお湯で洗っても取れません!

吹き付けが終わり暫くするとこのように垂れ下がりながら1.5〜2倍ほどに発泡します。
季節にもよりますが、数時間で硬化しますが、芯まで硬化させた方が良いので丸1日放置した方が懸命です。

出来れば丸1日放置・・・

乾き終えたらカッターナイフで荒切りし、80番ほどの粗いペーパーで研げば滑らかになります。

※表面がカチカチに固まっていても内部はドロドロの所もありますので、手袋装着を奨めます。
※ここでのカット具合で、大体の形状が決まってしまいますので、よくよく考えて削りましょう!^^

大きな空洞と形状の変更に削り過ぎがありましたので、追加でスプレーしました。^^;;


駆動系側
タイヤが回転することで発生する乱気流で、キャブセッティングに影響をあたえるかも知れないので、風の影響を軽減、遮る目的で、こんな形状に仕上げます。^^
慌てたので、画像なし^^;;
表面を均す為にガラスパウダーを混ぜたPRP樹脂をパテ代わりにして穴を埋め表面を均すそうですが、買う金が無いのでブラストに使った使い古しのガラスビーズをFRP樹脂に混ぜてパテ代わりにしました。^^;;
垂れやすいので、ドロドロの樹脂が足りない程度に仕上げた方が作業しやすいです。

パテ代わりの樹脂で表面を均した後、凹み過ぎる箇所をガラスマットで埋め表面を均し、パテでさらに均して研ぎます。
表面を均していくと・・・
ガラスマットを貼り付けたところだけピンホールが出来ちゃいます・・・

これはガラスマットに樹脂を染み込ませ不足からなると思います。それとも脱泡のし過ぎ?
ピンホールを埋める為に目の細かいパテで穴を埋めるような感じでパテを塗りこみます。

これからの作業で、仕上がり具合が決まります!
表面の歪みが分かりやすい黒色に塗装し、1200、2000番のペーパーで研いだ後にコンパウンドで磨きます。

※出来るだけ表面をなだらかにしましょう!
※缶スプレーで塗ったら2〜3日は放置して型作りに進んだ方が、型が壊れずに良いようです。


メス型作り
Rのあるパーツだけにガラスマットが貼り難いのでと思われるので、紙で型取りします。
この型を元にガラスマットを切り出し、貼り付ければ手際良く貼れる筈です。
離型ワックスを何度も塗り、拭きあげ、PVAを塗り、ゲルコートを塗ります。ゲルコートは、ハケで2回に分けて塗りました。

乾燥後、
ガラスクロス1枚とマット3枚を貼り付け
画像なし
乾燥始めたら不要なマットをハサミでカットしておくと作業し易いです。
完全に乾燥したら木槌やプラハンマーで叩いて隙間を作り、尖らせた割り箸を隙間に差込叩けば型から外れます。

外した型、不要なところをサンダーで切り取ります。

製品作り
傷等は、ココで徹底的に処理します。処理しないとそのまま製品影響しますからね。^^;;
※これまた!ココで徹底的に磨きます!磨けば磨くだけ型を外し易くなります。1200→2000→コンパウンド
大きな力が掛からないので、ガラスクロス1層、ガラスマット1層で仕上げました。

徹底的に磨いたので、木槌で数発叩いたら、割り箸のクサビを打たなくても勝手に抜け落ちました!^^;;
磨くだけの価値はあります。
何だかんだで、つや消しの黒に塗装して、いきなり完成です!

ですが、、、
急いでカットし装着した為、左下の部分がエンジンケースに当たったまま1週間ほど放置してしまい、気が付いたら大きく曲がってしまいました!>_<

どうしたものかと悩み考えましたら閃きました!
竹を曲げるときは火で炙って曲げます。
FRPも繊維の塊!?
だったらいけるかも?
・・・・
ダメもとで炙ったら元に戻りました!^^
正確には、炙ったら熱で軟らかくなったので修正し、冷やして固めました。



※画像のカウルはSS号用です。
Rフェンダーの完成です!
タイヤ外すにも邪魔にならない形状に仕上げました。^^


さてさて
次は何を作ろうか!^^







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