問題の打開策
(4VPクランク使用時)

短くて当たるなら当たらなくするだけ!


4VPアウターローター側のシャフトの長さが、JOG80に比べると約5mm短い・・・
長い分は加工修正が可能ですが・・・
このままの状態ではフライホイルが固定できず、仮に取り付けても点火プレートに接触の恐れがあります。
そこで打開策を考えました!

電装側のシャフトが約5mm短いなら、5mm長くしてあげればイイ!(理屈)先ずはシャフトを継ぐ方法を思いつきました。
が!溶接による曲がりの心配もあり・・・ボツ
そこで、アウターローターに下駄を履かせる方法を試みてみました。
何時もながら、自分で採寸、図面は引きを行い何時もお世話になっているT精工に持ち込みましたが、忙しいのでフライス加工のみ、またもややらされました。(^^;;

さてさて、、、
スペーサー   5mm×1
       5.5mm×2
固定用のピンはスペア-を含めて12本
いつもながら安価にて製作してくれるので助かります!
アウターのアタッチメントにスペーサーを履かせます。
位置がずれないように固定ピンを差し込んだ状態で、プレス機を使って圧入します。
ピンを叩いてアウター本体に固定させます。

※注意
アウターとアタッチメントの位置(角度)が、ズレないようにして下さい。
ズレるとエンジンが掛かりません!
理屈上、接触しない予定でしたが、ローター固定のピンがモロ当たってました・・・
危うく断線するところでした!!
ならばと、回避策を考えた挙句・・・
この様な物を作りました。

この他に打開策として
○5mm長いアタッチメントを作る
○コイル類を固定しているアウターベースの台座を
3mmフライス盤にて削り取る。実際は厳しい。
○他車の電装移植


対処法は他にもあるでしょうが、私はこの方法で問題を打開しました!
10,000rpm以上回りますが、問題発生しておりません!