トラブルシリーズ

欠けて穴が空いた・・・

エンジンが回り出すと些細なミスで、エンジンを逝かせてしまいます。
私の恥ずかしい経験をお見せします・・・(>_<)
ピストン吸気側破損・・・
しかも2個も・・・・・・

どうもこの加工を施すと肉厚が薄くなり強度が低下するようです・・・
※11,000rpm以下では発生しておりません。
砕けたピストンの破片でヘッドは・・・
この後、燃焼室加工を施すが再度同じ破目に・・・
これ以上は切削加工は出来ないと判断し、レガ製水冷ヘッドを再度購入・・・(泣)
クランクケース駆動系側
○ピストン破損2回目
SS練習走行中に異音後、突然のストール・・・
ピストン溶かしたかとキックを踏むと圧を感じます??
帰宅後、エンジン分解したが、ピストンに穴は無く??と
エンジンを見回したらナント!クランクケース割れが・・・
一次圧が抜けてました(^^;;

○原因
クランクとケースの合間にピストンの欠片が落ち込み、突き破りました。(^^;;
何故か、クランクは無傷状態!ラッキー!
しかし、再度ケースから仕上げないと思う・・・(ToT)
度重なるピストン破裂を体験し、自分なりに原因を考えた結果、
@独自のボアUP用ピストン V100を使用する為、スカートを約3mmカットした事により肉厚の薄い箇所が出来ました。
A水冷シリンダーの冷却たまご(カセット)の一部がスタッドボルト吸気側に干渉し、シリンダーその物を排気側に押付けた
状態なってました!(大汗)
シリンダーセンターが出ていない状態でエンジンを回せば、シリンダー、ピストンに負担が掛かります。クランクにも・・・・

↑だと思い込んでおりましたが・・・
ロングクランクなのにあえて短い80のコンロッドを使っていた為、ピストンが上下運動する際、ノーマルに比べて角度が深まって首振りを起こし易い状態に成ってました。更にピストンスカートが、クランクウェーブに当たるので3mmほどカットしているのでなお更です。50.5は5mm
今ままでは、10,500rpm前後しか回って無かったので、どうにか耐え忍んでいたピストンもMTV管装着で、13,000rpm近く回りだし
終に肉厚の薄いスカート部分が耐え切れずに・・・

新規のエンジン用のピストンは、以前の豚鼻加工ではなく逆さU型に変更しトラブルを回避しております。
※13,000rpm近くまで回して走りましたが、大丈夫でした。現在は12,500rpm弱に押さえてます。(^^;;

それにしても痛い代償で、勉強が出来ました(^^;;

※冷却たまご
  実案考案者、堀場やすゆき氏 命名