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県指定史跡 川島装飾古墳


川島装飾古墳は、1988年に道路工事中に発見された県指定史跡で、遠賀川流域3番目の装飾古墳です。
近接する古墳3基を含めて6基の古墳群を敷地総面積3708uの川島装飾古墳公園としてよく保存整備されており、案内標識等も完備されていますから、車で遠方よりおみえになる方にもわかりやすいロケーションです。
公園内古墳の四基は、すべて六世紀後半から末期ごろ(約1400年前)に築造された古墳時代後期の横穴式石室を内部につくった円墳です。近くには、石包丁の産地として知られる立岩・堀田遺跡などもあり、石包丁流通を背景にした相当権力のある豪族がいたことが偲ばれます。
これらのうち川島11号古墳には、奥壁にほとんど黒く見えますが緑あるいは青色で人物や円文などを描いたほか、赤色も使った装飾が認められています。径15mの円墳で墳丘の東側には周溝があり、内部に前室と玄室の2室をもつ全長7mの横穴式石室があります。驚くことに使用されている石材は全て熊本県阿蘇地区の花崗岩で出来ており、玄室の奥壁には巨大な腰石があり、その上に石棚があって玄室構造に特色が認められ、遠賀川流域では、王塚装飾古墳(国指定特別史跡)、竹原装飾古墳(国指定史跡)に次ぐ装飾古墳で極めて重要な史跡といえます。
副葬品はすでに盗掘されていましたが、倒れて開口していた石の下より金メッキしたイヤリング、ガラス玉のネックレスや金メッキした馬の飾り、刀、土器などが発見されました。発掘された副葬品は、立岩の飯塚市歴史資料館に壁画の実物大写真とともに展示されており、資料館には、王塚装飾古墳のレプリカをはじめ立岩遺跡の出土品や人骨入り甕棺や兵馬俑の実寸レプリカなども展示されていますので興味のある方は時間をとって観覧されるといいでしょう。
開口している他の三基の古墳は常時に、柵越しで石室内部を観察でき、近接の未発掘調査の古墳二基は外観のみをいつでも観ることができますが、残念ながら装飾古墳(川島11号古墳)の壁画は、保存のために年2回(春と秋)の公開日に限って、観察室からガラス窓を通してしかのぞき観ることができませんが、保存状態は極めて良好であり竹原装飾古墳と共に図柄がはっきりと確認される数少ない貴重な装飾古墳です。尚、公開日は恒例の遠賀川流域史跡同時公開日として特別史跡王塚装飾古墳の公開日にもなっていますから1日を費やして王塚装飾古墳、竹原装飾古墳、川島装飾古墳、時間的な余裕があれば更に小正西古墳、沖出古墳、水町横穴墓遺跡群、建徳寺古墳、伊方古墳、経塚横穴墓遺跡群、夏吉古墳などをはじめとして鹿馬神籠石、御所ヶ谷神籠石らと共に遠賀川流域史跡めぐりをされるというのはいかがなものでしょうか?
只、残念なことに福岡県教育委員会方針として公開日統一となると遠方よりの方は全ては見学出来ない様になります。時間的な余裕にもなりますが、せいぜい1日で観て回れるのは王塚装飾古墳、小正古墳、川島装飾古墳、竹原装飾古墳ぐらいですから、この辺は教育委員会方針を御一考願いたいところですね!


問合せ先 飯塚歴史資料館  電話番号 0948-25-2930
公開日 4月・10月
第3土・日予定
9:30−16:00
のぞき方法 ガラス越し
交通アクセス JR九州筑豊本線(または篠栗線)
新飯塚駅下車 徒歩約25分
九州自動車道福岡ICより約60分
駐車場  有り 地図 36C1

公園入口

休憩所と
2号古墳

1号古墳解説

1号古墳

1号古墳

1号古墳
奥棚

2号古墳
解説

2号古墳

2号古墳入口

10号古墳
解説

10号古墳
前景

10号古墳

10号古墳

10号古墳

11号装飾
古墳解説

11号装飾古墳全景

11号装飾奥壁

装飾模写図

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