王塚装飾古墳は、我が国を代表する装飾古墳で、まさに装飾古墳中の『王者』です。奈良県明日香村の高松塚装飾古墳とともに、国の特別史跡指定を受けている大変貴重な装飾古墳であります。
王塚装飾古墳は6世紀の築造とされる前方後円墳で、横穴式石室の壁面に、5色を用いて騎馬隊や図文が描かれており、最大の特徴は石室の壁面全体に色彩豊かな文様が描かれていること、石室内部に石屋形や灯明台、石枕などがつくられていること、またダブルベットとよべるような構造になった屍床に特色があることです。
王塚装飾古墳は、1934年【昭和9年】に福岡県嘉穂郡桂川町大字寿命で、鉱害復旧の採土工事中に発見され、墳丘の半分以上が削られて消失する危機にありましたが、西村氏を始めとした諸地元有志方々の努力により国の特別史跡指定を受けて、墳丘復元工事および保存施設工事により、前方部の裾部を残してほぼ全体が復元保存され、資料館の王塚装飾古墳館がつくられています。
大半の装飾古墳がそうである様に、ここも年2回のみ限定の上、ガラス越しの公開となっていますが石室の精巧な実物大レプリカが王塚装飾古墳館に展示され、各地の他の装飾古墳のミニチュアなどもありますので、是非立ち寄って観覧してください。同様なレプリカが飯塚市歴史資料館にもありますから興味のある方はそちらもどうぞ訪れて下さい。立岩遺跡の出土品他に、秦の始皇帝の兵馬俑のレプリカ等もあり楽しめます。
また、王塚装飾古墳館横には、桂川町にて発掘された二塚2号古墳と明寺原古墳の移築復元された二基の古墳があり石棺の状態を観察出来るようになっていて、公園化されています。
秋の公開日には『コダイム古代の謎フェスティバル』が王塚装飾古墳館の周辺で開催されますので遠方より沢山の方が訪れますから、春の公開日の方が見学には良いでしょう。近年より遠賀川流域の史跡同時公開として、川島装飾古墳、竹原装飾古墳、小正西古墳、水町遺跡(線刻装飾横穴)、建徳寺古墳、夏吉古墳などとともに一般公開されていますので、1日目に王塚装飾古墳館を見学して王塚装飾古墳観察後、小正西古墳へとまわり、穂波町資料館見学から川島装飾古墳そして飯塚歴史資料館、2日目に竹原装飾古墳を観察後に、若宮町郷土館見学そして水町遺跡、夏吉古墳、建徳寺古墳へと巡るのがベストですが強行軍となりますが各史跡のみを乗用車にて1日で廻ることも可能です。
| 問合せ先 | 王塚装飾古墳館 | 電話番号 | 0948-65-2900 | |||
| 公開日 | 年2回 (4月・10月) 第三土・日曜日 |
のぞき方法 | ガラス越し | |||
| 交通アクセス | JR九州篠栗線『桂川駅』下車、徒歩5分 九州自動車道福岡ICより 八木山バイパス経由約60分 |
駐車場 | 有り | 地図 | 76J5 | |
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