ジャズってなんだろう ジャズのレッテルが張られている音楽にもいろんなタイプがあります。 ジャズは感じる奴がジャズと思えばそれがジャズなんだよなんて意見もありますな。 でもそんなこと言われたって素人にはわかりづらい。 ジャンル分けは整理するのに大事なんです。歴史も大事なんですよね。 やはり、これがジャズと言われてきた音楽の雰囲気だよと言う道しるべも大事なんですね。 私は高校生の時からカッコつけてジャズ喫茶に出入りしていました。 タバコ吸ったり、してね。 ほんとはジャズの雰囲気は好きじゃなかったんですけど。 まあ本題に戻りましょう。 今少しジャズの聞き方がわかってきたと思っているんですけど、それでも結構ジャズの範疇って広いですよね。 初めて聞く人も戸惑います。 何がジャズなのか。ある定義付けするとそれもさらに異論が出てくるのでやはり歴史的背景から論ずるべきでしょう。 そのための教科書みたいなものはちょっと少ないような気がします。 ディキシーランドからスウィング、クールはてはフュージョンまで様々な形式があります。 どれでもお好きなモノを選んで頂ければいいんです。 その時の気分や雰囲気などで聞きたいジャンルも変わってくるでしょう。 ジャズってゆう言葉から連想する音楽は一人一人違うでしょう。 だからジャズを語るとき説明は必要だと思います。 ジャズについて語るべきです。 音楽を感じる時に先入観を持たせてはいけないと言う配慮は必要だと言う意見はわかります。 でも先入観があることで好きになることもあるだろうし、あんまり先入観を否定して混乱状態で聞くより、参考資料として知っといても良いんじゃないでしょうか。 そこでジャズの背景みたいなものそして流す曲に関しての予備知識みたいなものを説明するのは結構大事かななんて思います。 ジャズには多くの要素があると思うけど。 まずジャズの雰囲気ね。これに重点を置く聞き方もあるね。 いわゆるBGMとして聞くジャズもまたいい。 雰囲気の中でお酒や会話を楽しむ。これも良いね。何となく盛り上がることもあるじゃない。 男と女の会話の背景としてももまた良いかも。 アメリカ映画の雰囲気の中で銀幕のヒロイン(古い)になりきると言うのもまた否定しません。 それから集中して聞く音楽でもあるよね。 ジャズには即興性と言うのが良く言われる。 この即興性を論ずることはジャズにとっては欠かせない作業である。 ある意味ではいい加減に演奏して良いわけだがディキシーランドジャズなんてほとんどパートの役割が決まっていて、即興と言っても幾つかのパターンを演じている様な所もある。 それで誰が聞いてもディキシーだと思う音楽が形成されているわけだ。 即興性を煮詰めていけばやはりパターン化せざるを得ないのだ。 そこで顕著なプレイヤーが幾つかの特徴的な形を作る。 そして彼一流の誰が聞いても彼の音を定着化させる。 それに共感を持つないしは商業的な目的で真似る。 そしてジャズの定型化が起こってくるのではないでしょうか。 もちろん時代の要求もあり。 ダンス音楽が必要とされていた時代にはそれなりの音楽形式が流行したわけだ。 現在音楽の流通形式は著しく変わってきている。 街角で歌っていた若者が次の日にはスターになっているなんてこともあり得る。 ちょっと話が反れました。 即興性はウイルスの変異と良く似ており、新しいアイディアが時代に受け入れられれば突然増殖を始めるのだ。 そしてもはや壁の無くなった世界中に蔓延してしまう。 ここの所ちょっと詳しく説明したい。 即興性がウイルスの変異と似ていると言ったのは、型にはまらない表現が常に許されている音楽であればこそなのだ。 どんな音を出してもOKな訳だが、自分の独りよがりではダメでその表現を人々が理解し共感を得られなければいけないのだ。 そしてそうでない音は抹殺されていく。 無視されて消え去っていくのだ。 だがひとたび共感を得られた暁には大ブレークしちゃうわけである。 なんかジャズの話が変な方にいっちゃいましたね。 ジャズが持っている即興性というのは可能性と言い換えてもいいのかもしれない。 それとジャズはやっぱちょっとカッコつけて聞くもんですよね。 そんなタイプの音楽がありますよね。 ジャズはものすごい思い入れを受け入れてくれる音楽で感性の鋭い人は一発で参っちゃうんじゃないかな。 そして何か自分の中の思い出とか気持ちとかがその中に写し出されているのを見付けるんだ。