ティータイム



手の中で
振ると生まれる
恋の角砂糖ひとつ

一日一度
ティーカップで泳がせる

飲み干すのは
火傷しそうなカラフル

気の強い赤
濡れてゆく緑
さすらう黄色に
幸せのオレンジ

絶え間ない一秒が
欲張りな舌先を刺激する

心を通過する頃
それは深く
ムラのない一色になる

吸い込まれるなら
そして与えるなら
微動だにしない一色がいい


角砂糖をもうひとつ

混じり気のない顔で
あなたを呼び出すことができたら

明日からは
終わることのない
二人のティータイムが待っている




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