「クイズ$ミリオネアー」では2週にわたってスポーツ出身のタレントたち(現役もいる)が解答者
として挑戦した。そして絵に描いたようなスポーツマンらしさを発揮してくれた。明るさ、決断力のすばやさ、
潔さ、これらは一般に想像できるスポーツマンの長所だ。就学中はスポーツに熱中してたのでお勉強の方は
どうしてもお留守になりがち、というようなこととか、社会人になってもスポーツ紙以外はあまり読ま
ないだろうとかいうことも想像できる。それらを見事に見せてくれたのが、元西武、巨人軍のキャッチャー、
デーブ大久保と元オリックスのパンチ佐藤だ。どちらも明るいキャラクターなのは周知の通りだが。
デーブ大久保・・・「円周の長さを出す公式は?」4つの選択肢から選ぶのだが「そんなの初耳だ」。
家の小学生の息子もげらげら笑っていた。小学校のときの先生泣くよ。三つのライフライン(お助けマン)
を使うという決断も速い。でライフラインを使ってそれは乗りきった。答えを選ぶときも司会者(みのもんた)
が「ファイナルアンサー?」と聞いて初めて「ファイナルアンサー」と答えるのがこれまでのペースだったが、
選んだ答えを言うが早いか「ファイナルアンサー」と言ってしまう。 これは先週いい成績を残したヤクルトの
古田選手もそう。とにかく素人解答者みたいにぐずぐずしない。もちろん彼らは素人と違ってそれほど賞金
にこだわってはいないのは当然としても。古田選手や小宮山選手(ピッチャー)はさすが頭脳派といわれる
だけの知識は持ち合わせていたし、現在国会議員の馳氏(高見恭子の夫)は見事一千万円を獲得した。
そんなことより笑わせてくれたのがデーブとパンチ。「日本国憲法で国民の義務でないのはどれ?」と
問題を聞いたとたん、間髪いれずに「テレフォン」(お助けマン)。そして「納税?」とかつぶやいてる。
パンチはパンチで古代文明の問題の後で「ファイナルアンサー」のことを「ファイナル文明」と思わず
言ってみたり。また外野でガッツ石松が例によっていいぼけをかます。 とにかく即決する潔さ
と明るさはスポーツマンの天性なんだなあとつくづく感じた、おかしくもすがすがしい1時間だった。
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