スポーツマンは潔くておかしい
「クイズ$ミリオネアー」 (11/30 フジテレビ系)
「クイズ$ミリオネアー」では2週にわたってスポーツ出身のタレントたち(現役もいる)が解答者 として挑戦した。そして絵に描いたようなスポーツマンらしさを発揮してくれた。明るさ、決断力のすばやさ、 潔さ、これらは一般に想像できるスポーツマンの長所だ。就学中はスポーツに熱中してたのでお勉強の方は どうしてもお留守になりがち、というようなこととか、社会人になってもスポーツ紙以外はあまり読ま ないだろうとかいうことも想像できる。それらを見事に見せてくれたのが、元西武、巨人軍のキャッチャー、 デーブ大久保と元オリックスのパンチ佐藤だ。どちらも明るいキャラクターなのは周知の通りだが。
デーブ大久保・・・「円周の長さを出す公式は?」4つの選択肢から選ぶのだが「そんなの初耳だ」。 家の小学生の息子もげらげら笑っていた。小学校のときの先生泣くよ。三つのライフライン(お助けマン) を使うという決断も速い。でライフラインを使ってそれは乗りきった。答えを選ぶときも司会者(みのもんた) が「ファイナルアンサー?」と聞いて初めて「ファイナルアンサー」と答えるのがこれまでのペースだったが、 選んだ答えを言うが早いか「ファイナルアンサー」と言ってしまう。
これは先週いい成績を残したヤクルトの 古田選手もそう。とにかく素人解答者みたいにぐずぐずしない。もちろん彼らは素人と違ってそれほど賞金 にこだわってはいないのは当然としても。古田選手や小宮山選手(ピッチャー)はさすが頭脳派といわれる だけの知識は持ち合わせていたし、現在国会議員の馳氏(高見恭子の夫)は見事一千万円を獲得した。
そんなことより笑わせてくれたのがデーブとパンチ。「日本国憲法で国民の義務でないのはどれ?」と 問題を聞いたとたん、間髪いれずに「テレフォン」(お助けマン)。そして「納税?」とかつぶやいてる。 パンチはパンチで古代文明の問題の後で「ファイナルアンサー」のことを「ファイナル文明」と思わず 言ってみたり。また外野でガッツ石松が例によっていいぼけをかます。
とにかく即決する潔さ と明るさはスポーツマンの天性なんだなあとつくづく感じた、おかしくもすがすがしい1時間だった。