いまごろ 映画「顔」を観た | 12月 9日(2001) |
2000年の日本映画で話題にもなり、私も紹介された時点でとても観たいと思ったこの「顔」という映画、阪本順治
監督、藤山直美主演でキネマ旬報日本映画1位、主演女優賞など多くの賞にも輝いているという。
やっと今になって劇場で見る機会を得た。 まず藤山直美主演ということが大きな魅力のひとつだ。父親譲りの芸の達者さプラス本人自身の内面的おもしろさが ある。鈍くさい、父親の芸であればアホの役はまずお手のもの、それに加えて女としてのしぶとさ、したたかさ、 思いこみの強さなどを演じさせたら、大竹しのぶと双璧か。*大竹しのぶにはもうひとつかわいさも演出できるけど 藤山直美はかわいさ(媚びも含め)はなく(役の上でも)強さの方が前面に出ているように見える。 (*市原悦子は別格として) この映画はホステスを殺し整形までして逃げ回った福田和子(だったか?)の事件に触発されて出来た話だろうが、 (実際映画の中でもそれらしき人物が登場する)それも興味をひく一因だった。 そのくらいしか予備知識はなかったのだが実際に観て思わぬ見所がいろいろあった。 まずコバ(coba)の音楽。 主人公の人生がパーと開けてくる場面とか(昔乗れなかった自転車で買い物する場面とか)でうきうきするように 流れたり、あるいは豊川悦司がやくざに殺される場面とかにもそのノスタルジックなジャズ風な曲が流れる 。この殺伐としたシーンに遠くかけ離れたような、哀愁はあるがのどかな曲が流れるという手法は、よく使われて きたやり方だけど、やはりもの悲しさは増す。 それからこの映画を彩る4人の渋い男優のこと。 佐藤浩市、豊川悦司、岸部一徳、國村隼(ボスジャンのCMで有名)、前二人は主役も張るが後の二人は本当に脇役に徹している俳優だ。 それぞれがその個性にあった役柄でぴたりとはまっている。佐藤の最初ヒーローっぽく、後、男の悲哀を にじませる役柄、岸部のうらぶれ疲れた役、その柄にぴったり。でも私が喜んだのはやはり豊川悦司(トヨエツ)。 もうそのイメージ通りのかっこいい役。やくざから足を洗って故郷に帰り姉の店を手伝っている、半端者の、 とがってはいるがどこかはかない存在。衣装は白と黒しか着けていない。(バーテンダーの白いシャツとか黒い スーツ)スリムというのもいい。スリムといえばその姉役の大楠道代のスリムなこと。この役がまた 本当にこんな水商売のお姉さん、いる、いると思わせるリアルさ。こんなにスリムっていうのがまたすごい。 (年齢とかを考えると) いい映画というのはこうやっていろいろ細部を語れるところ。観終わっても 登場人物達の雰囲気が自分のまわりに漂っていてなかなか消えない。 |
「ピーコさんも言ってたわ」 ーいまどきの60代婦人の会話ー | 10月21日(2001) |
街中や電車の中で交わす会話を聞くのはとても
勉強になる、と脚本家の山田太一氏がいつか書いていたが、本当に聞くともなく聞いていて、今の世の中の
空気がよくわかるというような会話がある。町の文化施設に行くためにバスを待っていたら、二人の60代と
おぼしきご婦人たちが、そこで会って話し始めた。二人ともその年齢にしてはとてもおしゃれ。髪は染めて
パーマがかかり、一人は茶髪でモダンな感じ。二人ともパンツ姿(これはこの辺のおばあちゃんたちに多い
ファッションだが)でそれも生地はおしゃれっぽいもの。一人は花柄の薄手のジャケット、一人は
光沢のある生地の薄地セーター。靴もペタンコ靴だが、薄地セーターの人のはオリーブ色で葉っぱの形をしたような
靴。その二人が最近買った服の話から「ピーコさんも言ってたわ」という言葉が出た。「シャネルだなんだって
着ているけど似合ってない人も多いって・・・」とかなんとか。(自分の安物買いを正当化するように)
「辛口だから、誉められる人いないでしょ。私はTVであんなに言われたら嫌だわ」と茶髪のご婦人。
・・・へー、この年代にもピーコは浸透してるんだ、とまず感心する私。それからその文化施設である催し物の話に
なり「今日はなんでしたっけ・・」と講義の題目を憶えてないのかなとそのときは思ったが、もしかしたら
映画のタイトルだったのかもしれない。とにかく題目もはっきりわからず参加するようで、その後になにげなく
こう付け加えた。「おもしろくなかったら途中で出ましょ」おいおい、そんな期待できないようなイベントに
参加するなよ。そして「T街に出てもいいし・・」と付け加えた。「この前はバスが空いていて貸切状態で
40分で着いたのよ」。T街って全国的に知られるくらいの大繁華街、そこに映画か講義かを抜け出し行ってみようか
って、元気いいし余裕の人生ですよね。 めざすはこういう60代だ、としみじみ思う私であった。 |
sircamウィルスメールが来た!! | 7月25日(2001) |
コンピュータウイルスなんて人事だと思っていたが、
なんと、7月25日夜、そいつは我がOUTLOOK EXPRESS内に密かに潜入した。 差出人・・ローマ字の日本名、 件名Carolina v Dieter、添付ファイル名Carolina v Dieter.doc.pif、メール文”Hi! How are you? I send this file in order to have your advice. See you later. Thanks."(憶えているかぎりで) という メールである。知らない人物からの添付ファイル付きのしかも英文のメール。これは怪しまないほうが おかしいでしょう。あれだけ過去にウィルスメールのニュースで添付ファイルを開けないでと聞かされて いることだし。それで即(若い人なら速攻というところか)Yahoo!JAPANにウィルスの情報でも得ようと思い、 行ってみました。そこで見たものは・・・! 24日のニュース項目の中で「危険度の高いワーム型ウイルス 『サーカム』、被害が急増中(WIRED)」というのが飛びこんできた。読んであちこちリンクもたどって みると、まさにその『サーカム』(sircam)ワームが潜むメールだったのだ。まず一番わかりやすいのが メール文で、数パターンあるうちの一つだった。初めの"Hi! How are you?"と最後の"See you later. Thanks." はどれも同じらしい。 その被害や詳しいことを知りたい人は こちらで。 非常に狡猾で悪質な被害を及ぼしうるウイルスで20日午前にはもっとも危険なウイルスの第1位になった とYahoo!JAPANでは報じている。 この情報を見ている間、接続はいきなり切れてしまい、ダイアルアップ の接続をクリックしても「モデムが検出されません」とかいうエラーメッセージが何回しても出て(こういう メッセージは今まで出たことがなかったので)ぞっとしてしまった。(かなりあわてた)別に添付ファイル を開けてもいないのにである。やっぱり恐ろしいですよ。今受けっとたばかりのメールにそんな悪い虫が 入っているなんて。もうなんらかの被害がおきているような気がして・・・。結局一度終了して 再度試したらつながりましたが。もちろんその前に即メールは削除、空にしました。フー、怖かった ・・・。みなさんもくれぐれもご注意を! |
unokenband | まってました | 6月25日(2001) |
「涙なしには聞けない歌」のコーナー。
待ってました。当時、一番好きでした。今でもときどき「本物」を見る(読む)んですよ。
その影響か、僕もこの1回目の「アメリカの歌」が大好きです。
うれしいコーナーの誕生になんだか心が躍ってしまいました。復刻というのもいいけど、また「音楽モノ」
やってほしいです。 |
フォークジェネレーションねぇ・・・。 | 3月3日(2001) |
TBS系の「ブロードキャスター」を見ていたら
40代、50代のおじさんが(かくいう私も同世代です)ギター持って街頭で日本語フォークを歌っていた。
”泣けるフォーク”のベスト10もあった。(「神田川」「22歳の別れ」「なごり雪」など・・)
気持ちは大いに分る。同じなつメロでも外国曲だとこれほどまでには胸騒ぎはしない。胸騒ぎというか、
なんか感情のざらつきがあるというか・・・。この中に吉田拓郎の若かりし日のコンサートで歌っている
映像があった。それが躍動感があっていい。やっぱりあの当時は輝いていたんだ。最近の精神的にほんと、
おっさんていう感じの拓郎のイメージが強くなってたんで、改めてかっこよかったことを再確認。
ほんの何秒かの映像でもでもこっちに伝わってくるパワーを感じた。あーああ、あのころ・・・。あまりに
やり残したことが多くて、それでひとつは胸がざらざらしてくるのだろう。 |
3000やっと超した〜! | 2月27日(2001) |
再登録後、アクセス数が伸び悩んでいたところ、"Keep On Tracking"のご助力のおかげで、なんとか3000に
漕ぎ着けました。まあ、数字よりも中身や、リピーターの獲得の方が大事ではありますが、直接、効果を
見るには、これとあと、反響しかないもので・・・。メールを頂戴するのも確率からいっても、けっこう
数字をとらないと・・・。まあ、隠れファンがいることを期待して、がんばって(?)いく所存であります。
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ピーオカ(11歳) | 12月27日(2000) |
ぼくの2000年ベスト5<第2弾> テレビアニメ部門
「笑う犬の冒険」・好きなコント
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ピーオカ(11歳) | 12月26日(2000) |
ぼくの2000年ベスト5 ゲーム部門(今年やったもの)
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