今週(5/26)の「小耳にはさもう」
「生きたオカマは初めて?」
おすぎとピーコ発言 五月八日フジテレビ系「SMAP× SMAP」にて。ビストロSMAPにゲスト出演。鴨料理をオーダーし、調理作業中の草g剛に向かって発言。
この日の夕方までは、今日のビストロの ゲストはおすぎとピーコか、おもしろそうと思っていたのに、ついニュースステーションが9時54分 から始まるのでそっちにチャンネルを合わせていたのかすっかり忘れていて、次の日の朝、思い出し 「あちゃー」と思ってしまった。こんなこと、ときどきありません?おもしろそうなことをひとつ 見逃してとても残念だった。でこれをナンシーさんが見逃すわけがありません。というかまあビデオに録ってい たものを見たのかも。
今回のナンシーさん、いつもほどの意地悪さがありません。まあ彼らのことを嫌い ではないのかもしれない。毒舌の本家本元と言っていい彼らに向かってそうそううかつなことは言えない でしょうし二人が束になってかかってくればナンシーといえども勝ち目はない。午後のワイドショーで 「視聴者と日々その絆を固くしていた」、「スタンダードになりつつあった」ピーコの番組がなぜ終了したの かと惜しんでいるようだし今やピーコは「人気爆発」だという。その原因の一つは誰が見てもわかる だろうがSMAPの中居が「スマスマ」で演ってたキャラクター”ヒーコ”に負うところが大きいと思う。 ま、そんなことはどうでもいいが、もともと私は二人とも大好きです。まっとうだし話がおもしろいし、 鋭い感性の持ち主だしで。とくにおすぎは映画評論はもちろんのこと、テレビの討論番組などで社会的な 発言をしなければならないときに、とても筋の通った彼流の考えをしゃべる。だてに何十年間、映画を 見続け、オカマ人生を歩いてきたのではないということが分かる。これからもお二人ともばんばんテレビに 出てくれ。おすぎなんかよく地方局や地方講演にも顔を出しているようだが・・・。



今週(5/19号)の「小耳にはさもう」
「ジャニーさんもそのおつもりだったでしょうけど、私もなるほどと思いました」
森光子発言四月二十三日 日本テレビ系「おしゃれカンケイ」にて。 ジャニーズJR.滝沢の第一印象を語る
芸能界とは全く無縁の場所に仕事を持っている強みか今回は恐れ多くも国民的女優(叙勲も受けた) 森光子と彼女と親密な関係にあるらしいジャニーズ事務所を取り上げる。
ナンシーさんの文を読んでよく 感じるのはまず意地悪だなあ(だからおもしろいのだが)というのといまいち趣旨がぼやけてるなと いう思い。つまりここで言わんとすることは名前の大きさと今現在の注目度、人気度は必ずしも 一致しないということ。ビッグネームでも今の関心度がイマイチな芸能人は人気度の高い人と くっつけて使われるということ。しかし森光子の場合はその対象には当てはまらないようだということ。 かといって森光子は芸能人の王道かというとそうでもない。(ここのところは紙面の都合もあろうが 説明不足。)そして最後はジャニーズ事務所の正体とはなんぞやというところで終わる。
もちろんこの番組での発言も森光子とジャニーズ事務所の滝沢君との映画競演の話なので上に掲げた問題を すべて含んでいるから趣旨は合っている。しかし読んでいるとなにかあちこちでがくんがくんとゆれて すっと流して読めない。最後にジャニーズ事務所の方にいってしまうのもおさまり悪く感じるのか。 えらそうに書いたがナンシーさんの文を読むときよく感じることなんで。しかしかえってそれがナンシー関の エッセイのユニークさにもなっている。



今週(5/5・12合併増大号)の「小耳にはさもう」
「どうなてんだーっ!?おい!!」
山下真二発言 四月十四日 「引田天功世紀の大脱出シリーズ最終章 死の火災党から生還せよ!!」にて。
脱出の終盤、アクシデントで予定外の爆破が起こったときに叫ぶ。
私もこの番組なんとなくみてました。それまでのシリーズをあまり みたことがなかったが、これに類似したようなものは前に香取慎吾が挑戦する番組をみたことがあり そのときも最後にアクシデントが起こりだまされたのでそのパターンかと今度は安心してみていた。
むろんタフなショーではある。さすが世界のプリンセステンコーだ。しかしそのか細い体でがんばっ ている天功に対してもナンシー姐さんの浴びせる舌鋒は鋭い。「下まぶたの太いアイライン。それを ちまちまと拾ってニヤつくための番組と思うべきなのかもしれない。」とまで言いきる。 結局ショーとしてみせるのか危険なことに挑戦するドキュメントとしてみせるのか あいまいにしたままの番組コンセプトから受ける「訳わかんね」であり「うさんくささ」を語って いるのだ。
それにしても天功といえば某国の指導者からいたく気にいられ、招待されてVIP待遇を 受けたというニュースがまだ記憶に新しい。その後帰国が予定より遅れてなんとなく不気味だった。 そのニュースの方が私たちにはよりスリリングだったのでは。