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6/30号の「小耳にはさもう」
「大塚寧々に似たルックスだが、韓国では
『ともさかりえ』級の人気を誇り」
スポーツニッポンより六月十五日
来年のNHKドラマのヒロイン に抜擢された韓国の人気女優ユン・ソンハ
について、自国での人気ぶりを日本の女優に置き換えて解説。
今週はスポーツ紙の記事がナンシーさんのセンサーに引っ掛かったようだ。
まず「大塚寧々に似たルックスだが、韓国では『ともさかりえ』級の人気を誇り」という部分の「が」の 使い方が変だというのだ。なぜ「で」にしなかったのか、と。この「が」をナンシーさんは逆説の「が」 と取っているようだ。私もどうも釈然としないのでちょっと古い版だが岩波国語辞典を引いてみた。
「が」接続助詞(1)その前後に述べたことをつなぐ役目をする。逆説のときも順接のときもある。
とある。つまりこの場合は記者も多分順接のつもりで書いたんだろう。それは大塚寧々とともさかりえを 比べてみればわかること。でもナンシーさんが「ん」と感じたようになんか変なんだよね、この文。やっぱり 「で」の方が誤解を受けなくてすみそう。それにしてもいくら大塚寧々に似てるかしらないが、ここで なんの共通項もない二人を並べるというのも変だし、ナンシーさんが言ってるように「一番気になるのは 『ともさかりえ』級」というランク付け。『ともさかりえ』級の人気って一体どの程度の人気なのか 見当がつかないではないか。ナンシーいわく、「とりあえずかなり細かい等級分けが存在するな。」 ともさかりえという女優さん?自体、存在感が今ひとつでしょ。トークを聞くかぎりセンスは悪くない みたいだが。顔は特徴あるよね。
まあ大勢には響かない、こんなどうでもいいような記事をあげつらって みるのも彼女の仕事のひとつでしょう。

6/23号の「小耳にはさもう」
「あなたの好きな青春のポップス、教えてください」
西城秀樹発言 六月五日 NHK「青春のポップス」にて。
番組冒頭の決まりゼリフとして カメラ目線で言う。
ぼんやりしているとあっと言う間に過ぎてしまう一週間。その期間に他の仕事もこなしながら、この欄の ネタを探しだしまとめなければならないナンシー関さんも大変だ、と「毎週ウォッチャー」を始めてつくづく 思う。それは他のコーナーの筆者のみなさんにも言えることでネタがなかなか見つからない時ってあせる だろうなあ。それで今回はいつもの個人攻撃(?)を止めてグループ攻撃(?)に出た。
旬を過ぎたタレントたちの身の処し方とNHKの関係。と言ってもこれは本人も言ってるように あくまでナンシーさんの見方であって、NHKで使ってくれる(あまりいい表現ではないが)ということは そのタレントなり歌手が市民権を得たということかもしれない。
NHKって役者さんはかなり新人を 発掘したり、まだあまり一般的には知られていない才能ある人を起用したりするのは上手なんだが、 バラエティ関係とか、音楽関係とかその他のタレントの起用の仕方は確かに旬を過ぎた人とか、まあ 要するに冒険心なし、で面白みがないのだ。ナンシーさんも書いているように山田邦子が民放のレギュラー番組 の司会役がなくなってだいぶ経つが、NHKの教育番組にはよく出てるもんなあ。(観たことは1度くらいし かないけど)民放で前はメインだったのが今はその他大勢での出演が多い。ほんとの事情は知らないけど、 彼女の人気絶頂時の態度のでかさが今に至っているんじゃないの。それでも豪邸を維持していくには仕事は 選べませんもんね。でもそんな彼女にも明るい光りはさしてて、なんせ、いい人と結婚できたんだから。 もちろん、彼女の良い面も(手が器用とか頭の回転もいいとか)知ってはいるが図に乗った時のあの態度が ね。
山田邦子のことはさておき、ここでナンシーさんが言いたかったことはタレント稼業、あらゆる場所で あらゆるレベルでイスとりゲームが行われている、その中のNHKの役割って?というようなことでした。

6/16号の「小耳にはさもう」
「ワールドカップね、日本が開催地です からね。みんな頑張ろうね。応援しようね」
三田佳子発言 六月二日 フジテレビ系「笑っていいとも!」にて。
「テレフォン ショッキング」にゲスト出演。日韓共催の二00ニ年サッカーワールドカップの(何かの)理事をしている らしい。
今週のナンシーさんの発言内容は二つ。まず、三田佳子が何らかの理事になっているというサッカーのワールド カップについて。それと三田佳子がらみで、スキャンダルに巻き込まれた者もいずれは復活する ということ。
まずサッカーのワールドカップ。ナンシーさんはあの98年のフランスでのワールドカップの際の 国を挙げての騒動がまた始まるかと思うとぞっとする、とおっしゃる。それに今度は地元で開催されるの だからフランスまで行ってというファンの差別化ができないことでどういう工夫をするのだろうとファンの 心理に思いをめぐらす。いいじゃないですか。思いっきり盛り上がりましょうよ。ワールドカップなんだも ん。昔はサッカーなんて見てても少しもおもしろいと思わなかったのに、やっぱり日本というチームが 世界の舞台でとかなると俄然おもしろくなってくるものです。94年ですか。あの”ドーバの悲劇”、 あれ以来私はすっかりサッカ−ファンになってしまった。といっても日本代表の出る試合に限って ですけどね。Jリーグは応援チームがないから。98年のアジア予選には熱が入りましたよ。 2002年は期待できる。若手がどんどん育ってるし、つい先日の「ハッサン2世カップ」いい結果が でました。これでトルシエ監督の首もつながったとかいうけどあまりにも結果主義というか、げんきん というか。とにかく私、サッカーの国際試合は常に楽しみであります。
それからスキャンダルの後の復活ということでは、佐久間良子さんなんかもそうでしょ。ニジョウカイとか なんとかいう占い師というか詐欺師のおばさんに引っ掛かってしまった佐久間さん。三田とはライバル 同志であれだけCM出演もし、好感度もよかった三田が息子のことで一挙にイメージダウンしたとき、 佐久間は「自分にはそういうことが起きなくてよかった」と占師に言ったとか(これは信頼できない筋の 情報)。が人生一寸先はわかりません。今度はその佐久間が裁判まで起こされるはめになるとは。 でもその佐久間もTVには出ないけど舞台では頑張ってる模様。まあよかったですよね。お金がからん でるからなんとなく、稼がないとねっていらぬ心配をしてしまう。
小柳ルミ子さんも頑張ってますよ。新曲キャンペーンに。おもしろいのは先輩梓みちよの出現。 「あの子(小柳)の言ってることは(デヴュー当時の話とか)ぜーんぶうそ」と気持ちいいくらい きっぱりルミ子を否定する。この対決は・・バトルとしてはおもしろいと思うけどなあ。

6/9号の「小耳にはさもう」
「ゲームの感覚でやっちゃうの」
坪内ミキ子発言 五月二十二日 フジテレビ系「笑っていいとも!」にて。
「テレフォン ショッキング」にゲスト出演。最近パソコンを始めたらしく、ゲーム感覚で車の運転をしてしまって危なかった、 と話す。
還暦を迎えてパソコンを買ってもらったと いう坪内ミキ子。だいたいなぜこの人はワイドショーのコメンテーターとか(その前はたしか「三時のあなた」 の司会とかしてなかった?)に起用されたのか。かの、明治の文学史上有名な坪内逍遥の孫という七光りか、 NHKのかっての人気番組「連想ゲーム」での名回答者ぶりが買われてのことか。確かに言葉に対する勘は鋭か ったが。ちょっとした知性派女優というジャンルに入っているのだろうか。「徹子の部屋」でのトークは徹子さん の人柄のせいか自然でそれなりにおもしろいのだが、他の番組のトークというのはナンシーさんが見ぬいている ようになにか取って付けたようというか今ひとつなんだ。それをナンシーさんは厳しいお言葉で「良識ばか」 と言う。この人を見てると基本的には”お嬢様”なんだと思う。そして自分が出演している以上なにかその 存在理由を示さねばと、ついつい常識路線でものを言ってみたり、あるいはリップサービスで言ったつもりの ことが聞いてる人のある層に不快感を与えたりするのだと思う。リップサービスというのは時として命取り になったりもする。まあでもあまり坪内さんを責めないでほしい。私も往々にしてこういう”口は災い”の 失敗をしていそうだから。それにしても坪内さん、なぜテレフォンショッキングならぬショッピングの 司会などどいう仕事までするのだろう。

6/2号の「小耳にはさもう」
「松井はボールを見られるようになりましたね」
ヨーコ・ゼッターランド発言 テレビ朝日系「やじうまワイド」 にて。四月から、スポーツコーナーのコメンテーターを務めている。元バレーボール選手。
私は朝のワイドショーではだいたいテレ朝をメインに見ているしお昼も「夕刊キャッチアップ」の頃はテレ 朝にチャンネルをあわせているのだが、この「やじうま・・」という番組はどの時間帯か知らないが、 残念ながら見ていない。おまけに私はなぜかバレーボールというものに恨みでもあるのか(多分自分が苦手 だったなもんで、それにママさんバレーなるものも嫌いだ)バレーの試合をほとんどテレビで見ない。 従ってヨーコ・ゼッターランドなる人も知らない。で、ナンシーさんの感じている不快さというものが具体的に にはわからないのだがある程度は想像がつく。
だいたい元スポーツ選手がすべてのスポーツの コメンテーターになるというのには無理がある。自分のやっていたスポーツ以外は専門外なんだから。 それならいっそスポーツキャスターとして原稿でも読んでたほうがよろしいのでは。キャスターというか スポーツ担当というかそういう人は、あと取材とかインタビューとかの仕事もあるわけで、それで十分お仕事 として認められるわけでしょう。NHKの人気女子アナともてはやされた(主としておじさんたちに?) 久保純子もそういう仕事をしていたし、今フジテレビでは元ノルディックスキーの選手、荻原(弟)が 新しく就任している。荻原さんなど前からテレビに出てたし持ち前の度胸のよさで場慣れした感じだ。 新鮮ではないといえばいえるけど、無難な感じ。それでこの美人スポーツコメンテーターのヨーコ・ ゼッターランドさん、一度みてみよーっと。多分嫌味のない人なんだろうけど。