7/28号の「小耳にはさもう」
「えっ、マジで!?」木村拓哉発言 七月十日
フジテレビ系「SMAP×SMAP スぺシャル 同学年」にて
木村拓哉が さまざまな分野の「木村拓哉の同学年」の人間と語り合うという番組。番組中、 木村拓哉はこの言葉を数え切れないほど連発していた。
ナンシー関の消しゴム版画、いつもは特徴をよく掴んでとても似ているのに、今回のキムタク、すぐには 分かりませんでした。やはり、美男美女の似顔絵はむずかしいのでしょうか。よく見ると目など似てるこ とは似てる。ハンサムといっても、キムタクの場合、整った顔、という感じよりやはり、色気があるという か、それはあの目によるものと思われる。
で、この番組、一部、見てました。そういえば、この中に 整形医がいて、キムタクの顔はもうじゅうぶんすばらしいのだが、もし、直すとすれば、どこを直したいか という質問をした。キムタクは顔のことなんか気にしてない、という姿勢をしめしたかったのか、天下の 木村に向かってなんたる無礼なと思ったのか、それには答えなかった。すると、その同学年の整形医は 私なら鼻を少し直したいなどと失礼なことを言ってた。確かに鼻は少し大きすぎて鉤鼻っぽい。 でもそんなことぜんぜん気にならないけど。
ナンシーさんはこの番組は一体どういう意味があったのか ということを語っている。いまや芸能界では完全無欠と言っても過言ではないキムタク。似顔絵版画の横 には、人気絶頂とまで彫ってある。彼に足りないものは何か、ということで、一流芸能人には、そんな ものなくてもぜんぜんかまわない「社会性」まで身に付けてるということを示したかったのでは、 などと分析する。「なによりもこんな『なんでもない』番組が放送されたことが、木村拓哉の今の意味を いちばん表している。人気者だなあ。」とさすがのナンシーも、今のキムタクには文句をつけるすきを 見出せないらしい。取り上げた芸能人で文句つけなかったのは、私の読んだ範囲では、あと、タモリ くらいかな。「若者のご意見番と言う位置に定着している」とかなんとか書いてたような。
木村拓哉、これからどうなっていくのでしょう。海外進出?映画で賞取り?ミュージカル? 彼自身、何に一番興味があるのか。音楽も含めて。今までそれほどファンでもなかったんで、わから ないな。

7/21号の「小耳にはさもう」
「浜田の口から直接、番組内でおわびさせるかどうかは、
まだ決めておりません」
吉本興業からのコメント 七月六日 各スポーツ紙上にて、
ダウンタウン浜田の「倉木麻衣、宇多田の パクリやん」発言に
対する倉木側からの抗議を受けて。
浜ちゃんの「倉木麻衣、パクリ発言」は、例の宇多田ヒカルTV出演の追っかけをやっていた私は、「ヘイ! ヘイ!ヘイ!」で観ていたのだが、下世話なお金の話のほうが、印象に残っていたのか、そのことに 触れずじまいだった。
例によってあけすけな会話で、よく本番でこんなこと言うなあ、とは、思った けど。本番で言ってはマズイ話題だが、楽屋では許せる話ではある。あながち間違ったことは言ってないの だから。
ナンシーさんもそこのところは、当然というように、「『倉木麻衣って宇多田ヒカルのパクリだっ たの!?ショック!』と思う人は、いまさらいないだろうが、『パクリだと思われてなかったと思ってたのか 』と思った人はたくさんいただろうから」と書いている。ワイドショーのスポーツ紙紹介のコーナーで、 当然これが取り上げられて「ショックで倉木は学校にも行けない」なんて見出しがついていたが、そんなの デッチ上げだと思う。
パクリでもなんでも、その本家をも抜くだけCDが売れりゃ、事務所やレコード 会社はホクホクよね。2匹目のどじょうはいるんだ。
宇多田は宇多田で気を遣って、自分のHPで 彼女にエールを送っていたけど。「私もデビュー当事はミーシャに似てるとかいわれたけど、今では 誰もそんなこと言わなくなった」とかも書いてた。たしかに声とか似てる。ちゃんとミーシャさんの曲、 聞いたことがないんで、確かなことは言えないんだが、ひょっとして宇多田より上手?TVスポット で流れているのを聞いただけだが。
倉木麻衣の曲のほうが日本人には受けやすいでしょ。だから今は パクリと言われてもしょうがないんだが、本当に才能があれば、「昔は宇多田のパクリとか言われたけどね 」ってなるんだから。まあ、見ていましょうよ。だれが残るか。消えるか。
そう、そう、ナンシーさんの関心はそういうところではなく「ピー音」のこと。こういう問題発言は固有名詞を 消して(「ピー音」で)放送しなければということにならないか。またはそれを入れることによって 内容のないものまで何かありげに聞こえたりする。それを棚上げにして「ピー音」促進に拍車がかかることが 心配とのこと。
そういう「ピー音」付きのトークを流すほうも悪いが、喜んで見ている私たちもおなじ 穴のむじなか。

7/14号の「小耳にはさもう」
「はい、では申し上げましょう」
近藤サト発言 六月二十九日 離婚会見にて。
報道された離婚理由を すべて否定したあと、リポーターの
「では離婚の理由は何ですか」という質問に。
近藤サト離婚会見はナンシーさんのセンサーを大きく震わせ、メーターはほぼ振りきれたもよう。
確かにあの会見はあまりにも彼女の独演が目立ち、まるで昔仕事でしていた 他人事のニュースを読むように冷静で、離婚という修羅場をくぐった直後のどろどろの感情を、全く 垣間見せなかった。私も見ていてすごいなあ、この人、と思った。その立派過ぎがかえって見ている人の 反感とか違和感につながったようだ。
ナンシーさんが言ってる「近藤サト劇場」のようだったというのも わかる。もともと彼女は芝居好きだそう。「二人とも憎み合って いるわけではなく、お互いが理解しあっている。」と相手やその周囲を傷つけまいとする努力はわかるが、 では分かれる理由はと問われると、ものすごく遠まわしな言い方しかしない。それがまた流暢な言いまわし なので、「言語明晰に(でもよくわからんが)」ということになる。
普通の人なら、結婚前にも一つ修羅場をくぐっていて、1年ちょっとで破局となれば、ぼろぼろになって やつれた状態というところだが、この日の彼女、髪はすっきりショートで火の打ち所がないほど、きれい。 言語明晰、虚しさのかけらも見せない。その逆の言語不明瞭、涙、涙を期待していたのだろうか、 ナンシーさん。「はい、では申しあげましょう」というひとことがツボにはまってしまって、たまらなくなった 彼女は「ああ、近藤サトの髪の毛わし掴みにして前後にガクンガクン揺すりたい」と感情爆発!
彼女の冷静沈着さ、きれいさにわをかけての芝居じみた言いまわしが我慢ならなかったようだ。
おもしろい。この勢いで今度は建設大臣になったことを”貧乏くじ”だと言っている、元女優にして ベテラン国会議員、保守党党首、扇千景さんのあの千両役者的表情にでも迫ってもらいたい。

7/7号の「小耳にはさもう」
「私が処女を失ったとき?」
原千晶発言 6月十九日TBS系「ココロの扉2」 にて
隠し撮りされた日常生活などから、深層心理を探るという
心理テストの番組で、被験者である 原千晶が赤裸々に語る。
原千晶の「お色気過剰提供」などは全くの対象外なんで、今回はパスしようかと思ったが、最後の部分で 吐いた言葉が聞き捨てならなかったので、一言言わせてもらうこととした。
「テレビから流れてくる、 だれにもありがたがられないというか、消費されなかった『語り』というのは、どこに行くのだろうか。 そんなゴミが全部流れつく終着の浜辺みたいなとことがあるような気もする。」そのゴミの中に「原 千晶の赤裸々話」、「吉田栄作のオレ論」(ここまでは納得)そして「黒柳徹子の親バカAIBO話」と続く。 ちょっと待ってよ。黒柳さんをせせら笑うのは許せません。
確かにあのロボット犬AIBOに我が子の ように真剣に語りかける徹子さんてちょっとおかしい。真剣にやればやるほど、皆大受けしたり、半ば あきれるやら。でも永年「徹子の部屋」を”拝見”していて彼女のことをよく知っていると思っている 私としては彼女のことを悪く言う人は許せないです。いまさらこんなこと言うのもためらわれるが、彼女は 子供のときの純粋さや好奇心いっぱいの心をいまだに失っていない。しかもそれだけなら単なるおめでたい 人かも知れないが、深い教養、(別にクイズ番組のそれとはカンケイない)豊か過ぎる感性をお持ちです。 それにあの言語能力。もちろん、好奇心旺盛の彼女、話を聞く能力もあの番組で十分活かされている。
彼女は自分でも多少認めているようだが、ひょっとしたら、今、だんだんその実態が 明らかになってきている学習障害児だったかもしれない。計算がすこぶる苦手だったようだ。ピアノも いくら練習しても上達しなかったとか。整理整頓もへた。そういうマイナス面があったからこそ、一方で 日本人には珍しい魅力的な個性が生まれたのでは。映画とか芝居とか芸術面の話を聞くと、その感性のすばら しさに感心させられる。とにかく貴重な方だと私は思います。一面確かに子供っぽいとこもあって みょうに負けず嫌いだったりもしますが。ほんとに日本人女性として稀有な存在なんでこれからもご活躍 ください。(ファンレターか)