補助船外機

開梱したばかりのエンジン


装着してチルトアップした補機


艦弦の測


左右の沈み具合も測定していた

バッテリー上がりと同じく沖に出ていて怖いのがエンジントラブルである。まあ2サイクル艇と違い4サイクルはかぶりもなく、インジェクションで故障も少ない。エンジンも積み替えたばかりの為、沖での故障は今のところ心配はしていない。今回補機をつけたのはずばり流し釣りのためである。船外機はディーゼル艇と違い微速装置の装着が出来ない。そこで馬力数の少ない補機が役に立つのである。これはYAMAHAのホームページ内で『船外機艇流し釣りガイド』として詳しく紹介されている。選択する馬力数でいささか悩んだが、万一の主エンジントラブル、流し釣りの双方を考慮し8馬力を選んだ。さらに2サイクル、4サイクルの選択であるが、2サイクルは頻繁にエンジンを回さなければいざという時かからない。又、流し釣り時のアイドリング状態では安定に欠ける、等を考慮し4サイクルを選択、メーカーはクラス最軽量のトーハツを選択した。ヤフオク出品店で昨年モデル(現行とは色の違いのみ)を安く購入し装着した。装着は前オーナーが補機を装着していたらしく、補機ブラケット付きのトランサムステップが付いていたので、そこに取り付けた。ここで問題となるのが船検である。船検証には補機記載欄はあるものの表記は無し。JCI小型船舶検査機構に問い合わせたところやはり臨時検査が必要との回答を得た。僚船から以前海上取締りの際、補機でつかまり罰金数十万、出頭3度という苦い話を聞き、受けていたほうが懸命とのアドバイスもあり早速申し込むことにした。ホームページより申請書をダウンロード、内容を記載し郵便局で払い込む(¥6,000弱)。払い込み証明と申請書を同封し郵送、以上で申し込み完了である。後日検査予定日を通知してくる。私の場合管轄が福岡であり、北九州は月、木に毎週巡回しているとの情報を事前に電話にて確認していた為、申請書に6月12に希望と書き入れ郵送した。3日前に電話があり臨時検査は12日8時半との連絡、前日に装着を済ませ検査に望んだ。当日8時に行くと検査官はすでに待っていた。挨拶を済ませ船に乗り込む。エンジンの形式を確認、艦弦の長さ(海面からの船の高さ)いわゆる重量加算での沈みを測定、主機も140馬力から115馬力に変更していた為ついでに書き換えを依頼し15分ほどで終了した。主機の場合はメーカーが定める範囲(船検証に記載)ならば臨時検査を受ける必要はないがこの際整理しておきましょうと言われお願いをした。臨時検査費用として支払っている為、項目が増えても価格に変動はない。後日新しい船検証を送りますとの事で古い分は回収された。新しい船検証が出来るまで4,5日はボートに乗れないので出航の日程を考慮して申請したほうがよい。またオイルもいれず検査に望んだが補機なのでOK、エンジンを始動する必要はなかった。

■トーハツ MSF8 トランサムL