12月30日
いよいよ今年も、20世紀もあと数十時間となった
思えば、1900年代が、1000年代が終わるといってたのがついこないだのことみたいで
時間が経つのが早いなーと感じている
今年はTINKER−BELLの活動を大きく減らしたこともあって
いままでとは全く違う1年だった
それまでは自分にとってTINKは人生そのものだったのでずっと打ちこんでいたんだけれど
やっぱりそれを減らしたら、リズムが今年は今までと全然違った
イベントを減らしてみて気づいたことだけど
地元にはTINKつながり以外のつながりがとても少ないなー、と
あっという間にみんな遠くに行ってしまったなー、と
でも、そんな早い時の流れの中でもいろいろな人と新たに知り合うことができて
それらはどれも21世紀につながっていくようなとてもプラスのものでした
2001年は、自分の第2の人生元年
これからの道はレールのある道のりではないけれどそれがまた楽しみ
21世紀中に消えてしまう存在だけど、最後の最後まで夢を追ってそれをカタチにしたい
21世紀もよろしくお願いします。ネット上だけでなくて、みなさんとアウトドアやその他のイベントで楽しく時間を共有できることを楽しみにしています
12月2日
この前 学生だった頃に働いていた山のキャンプ場の同窓会がキャンプ場で開かれた
秋が深い山の中で再会した先輩達は、後輩達はみんな元気だった
あの夏のようにみんなは厨房に夕食の準備に集まった
あの頃と違って綺麗で そして静かに眠る厨房
いつかみんながいた頃につかってたマッチでコンロに火をつけた
小さな火がつくまでのちょっとかかった時間 そして間もなくコンロに広がるたくさんの温かい炎
まるであの頃から止まってる時間の封印を解くみたいだった
みんなで遊んだ体育館掃除という名前のバレーボール大会
やっぱりちょっと前のように動けなくてそろそろやめようとすると次から次に会場に到着する懐かしい仲間たち
どんどん人数が増える体育館掃除
みんなが来るから終われない でも 終わってほしくなかった
久しぶりに動き始めた時計がまた止まるのが寂しく
それは夏の終わりに感じる寂しさに似ていた
運動のあとは外でバーベキュー
風が冷たく とても寒いバーベキューは
飲みこむと心の中に入っていくような温かさだった
あの頃と同じ笑顔のみんな
あの頃と違うのは みんなの進む道
ひとり また ひとりと 明日のために山を降りる仲間たち
一晩だけ動きつづけたみんなの懐かしい時計は
次の日の朝にはゆっくりと止まり
キャンプ場はまた なにもなかったように静かに戻る
また みんなで集まろう
時計のぜんまいを巻けるのはあの頃いたみんなだけ
あのときあった楽しさを知るのは
あの時間に あの場所にいたみんなだけ
11月11日
今年の秋もそろそろ終わりだ。今日はかなり肌寒いし、街を歩く人も冬のような服装だ。
こないだまで海で泳いでたような気がするんだけど、時間が経つのがすごく早い!
こんな早く感じるのは、やっぱり今年の秋はあんまり外に出てないからかな?去年の秋は毎週山に行ってたけど、なんか秋が長く感じた。
やっぱ同じ時間でもいろいろやらないとすぐに過ぎ去ってしまうしもったいないね。・・・・といっても、俺はなんにもしてないわけじゃなくて去年みたいに外に出てないだけだけどね。
9月30日
朝の街の交差点
スーツを着た、たくさんの働く人達が歩いている
みんな険しい顔をしてどこを見つめてるんだろう
最近 仰向けになって青い空を見つめましたか
最近 夕暮れ染まる水平線をゆっくり見つめましたか
働く人達が求めてるほんとのものって、お金がいらないものかもしれないのに
それを手に入れるのってとても難しい
そんな世の中だけど、僕はちょっとだけ肩の力を抜いて
懐かしいたくさんのものを今のものとして見つめていきたい
8月19日
今日も桟橋へ 夕日に会いに行く
今日もお別れに 夕日はすべてを真っ赤に燃やし 小さなみんなをシルエットにする
あれだけ暑い昼間だったのに
こんなに燃えているのに
座ってる桟橋に残されたちょっとの温かさがなんだかとても好きだ
7月2日
遠い夢が運命のように心に甦ってから2年が経とうとしている
やっぱり忘れられない
日増しに強くなる思いと共に齢は重なってゆく
夢を現実にするには、捨てないといけないものも多く
それらは今のうちしか捨てられないものばかりで
なにもなくなってしまったらと、不安にもなるけど
この夢は夢のままにしたくはない
6月24日
今日は雨だ。晴れたら海へ行こうと思ってたんだけど、仕方ないのでゆっくりとしてよう。
子供の頃、大きなデパートに母について行ってた頃、よく風船を買ってもらってた。あの、手を離すとすぐに上へ浮かぼうとする風船が不思議で、面白くて、大好きだった。一瞬手を離しては、またすぐにつかんだりするのが楽しかった。でも2、3日すると風船もだんだん浮ばなくなり、手を離してても頭の高さくらいしか浮ばなくなるものだった。一応それでその風船とはバイバイだった。
最近、仲間達って風船みたいだなって思ったりもする。手を離してもすぐにジャンプしているうちは、いつも掴めて近い存在なんだけど、ジャンプするのが遅くなってしまうと、手が届かないところまで行ってしまう。そうなると力いっぱいジャンプしても、近くに掴み寄せることが出来なくなってしまって、遠く見えなくなるまで飛んでいってしまう。
でも、中にはしばらくするとだんだん浮ばなくなった風船のように、掴もうとしなくても自分の前にフワフワと戻ってくる仲間もいて・・・
子供の頃は浮ばなくなった風船はバイバイだったけど、いまはそんな仲間こそずっと大事にしたいし、大好きだ。
5月14日
今日はゆっくりと何もせずに過ごしている。まさに休日。
今日は母の日でもあるし、日ごろお世話になってる母にもプレゼントしないとね。
さっき、先週の森の家のイベントを撮ったフイルムをカメラ屋さんに出しに行くとき、信号待ちをしていると、横に自転車に乗った高校生くらいの少年が同じく信号を待っていた。ちょっとだけつっぱったというか、いかにも反抗期だなぁと思わせる雰囲気の彼の自転車のカゴにはカーネーションの植木ばちが載せてあった。なんか、とっても微笑ましくて心が温かくなった。心の中ではちゃんとお母さんを大切にしているんだね。
少年は、信号待ちの間ちょっと恥ずかしそうに、カーネーションを手で隠すような感じで自転車に乗り、「早く信号変わってくれよー」って感じで顔をしかめていた。青になった瞬間あっという間に横断歩道を渡り、遠くへ行ってしまった。自分もそんな経験あるだけに、なんか嬉しかった。
5月7日
夕食が終わると、天気がいい日は必ず西の桟橋まで夕日をみにいく
桟橋につく頃には、水平線に浮ぶ夏の雲たちと、海と大空が少しずつ色をかえながら燃えている
「毎日見える夕日が違うんだよ」 はじめてこの島に来たときに出会ったあの子が言っていた
まだ太陽の熱であたたかい桟橋に座り、水平線に向かい、時間を過ごす
誰かと一緒に桟橋で過ごすときは会話はとても楽しく 反対に
一人で過ごすときや島を出る前日の夕日は、見ているだけで胸がいっぱいになるのだ
太陽が少しずつ遠くへと、海の向こうへと消えていく
日本の西の端のこの桟橋で、太陽は僕たちにこの日の別れを告げる
水平線に沈む頃、最後に僕たちに「また明日」といってくれてるかのように
海と雲と空が真っ赤に染まる
すべてがシルエットになる・・・
夕食が終わり、僕は今日も西の桟橋へ行く
毎日見える夕日は違うから そして
毎日違う明日を頑張るためにおんなじ元気が欲しいから
4月2日
昨日、実家のお店の手伝いをした。家具店をしているから、俺が手伝うのは専ら家具の配達を手伝うことだ。
この時期、大学の新入生がたくさんこの街にやってくる。昨日の配達もそんな新入生のアパートへの配達だった。
小さなアパートに家具を持っていくと、部屋の中にはまだあどけなさが残る、田舎から出てきたと思われる純朴なカンジの少年が出てきた。なんだか両親がいない間留守番をしてるのかと思うほど幼さが残っている。
家具を中に入れようと部屋の中に入ると、部屋にはその彼と顔がそっくりの小さな弟が眠っていた。その横にはゲームボーイとポケモンのソフトが・・・。兄が配達に邪魔だからと起こして部屋の隅っこへ行かせた。
家具をただ部屋に置くだけのこと。でも、2人はその光景を始めてみるかのように、そして緊張した感じで見つめていた。
配達が終わり、家へと戻る道中、2人のことが頭にあった。きっと小さな弟は、大好きなお兄ちゃんと少しでも長くいたかったから、田舎から一緒に出てきて、両親が帰った後も残っていたんだな、、部屋は小さな部屋に変わったけど、まったく知らない街に場所は変わったけど、家にいたときと同じように2人でゲームしたり、ご飯を食べたりしたかったんだな・・・・・・
街での1人暮らしの大学生活では今まで経験しなかったいろいろなことが待っている。弟も、田舎へ戻ったら兄のいない生活が始まる。それでも、お互いを思う気持ちだけはあのままでいて欲しいな、と思った。
2月26日
最近、何もが目まぐるしく変わっていく。時が過ぎるのが早く感じるのもそのせいだろうか。
いろいろな人が自分の前に現れては過ぎていく。
少し前まで、共にアウトドアへ出てイベントをしていた仲間達でもメールのつながりすら感じることができない人も出てきた。
メールの言葉も、電話の声も届かなくなるほどの時の流れに身を任せ、いま進んでいる。
俺は、そしてみんなはどこへ行くんだろう・・・・
早い流れ....グングンとどこかへ進んでいる。
そんな中、過ぎ去ることのない人達もいる。
初めて会う仲間達、ずっとつながってきた仲間達、そして再び自分の前に現れた仲間たち・・・・
彼らこそ 俺の宝物
速い流れの中だからこそ大切にしたい
ゆっくりと ゆっくりと
どこへ行くか分からないからこそ共に進みたい
どこまでも いつまでも
2月6日
2000年も1ヶ月が過ぎた。2000年問題とかいろいろといわれていたが、去年とは何ら変わりなく進んでいる。
ただ、俺にとってはTINKの活動が少なくなった点で去年とは毎日が違う。
1月はイベントはなかった。イベントの予定がないと、週末はけっこう楽な毎日だ。きっと、スポーツ選手などが現役を引退したときはきっとこんなカンジなのだろうなぁと思える、なんだか気が抜けたというか・・・まぁそんなところだ。
TINK自体はこれからも続けていくけど、とりあえずイベントがないかわりに今年は他のグループや仕事仲間の人達とイベントしたり、それに個人的な付き合いでも遊びに行ったりしている。楽しいし、充実している。
ただ、やっぱりいつでもいてくれる人が欲しいな、と思う。今年は同じ趣味で波長の合うそんな人を見つける冒険をしようと、2000年のトム・ソーヤーとして考えている。
今日は旧友の結婚式。あいつがどれだけ幸せになったのかが楽しみだ。
1月22日
初めて竹富島へ行った時のことを思い出していた
その島は時間が止まっていた。
島を歩くとみたこともない景色が続く。ただ、不思議に懐かしく感じるのだった
日差しが暑い 白いサンゴの道が一直線に続いている
たくさんの白い夏の雲が自分の目線の高さに見える
どこからともなく三線の音色とともに唄が聞こえてくる
昔々の島の言葉で唄われているその唄の意味は分からなかった
分からないのだが この島で聴くその唄に一瞬にして心を奪われた
水牛の足音でふと我にかえる
我にかえると やはり時間が止まっていた 一本道の彼方に猫が一匹いる
日差しが暑い・・・ ここは俺達が忘れた時間と空間が生きる島
1月10日
先日2000年初滑りでスキーに行ってきた。
以前よりも自分が下手になっていたのはショックだったけど、それよりも驚いたのはボーダーの数。去年はボーダー不可のスキー場しか行かなかったので2年ぶりにボーダーと一緒になったが、はっきりいってゲレンデはボーダーのほうが多い。この2年でここまで増えるとは・・・と驚いてしまった。
たしかにスキー用品を買いに行ってもいまや店頭ではスノボーグッズがメインをはっている。
そのうち、スキー場とはいわずスノーボード場と呼ばれるようになるのだろうか。いや、レコードが姿を消したあともいまだに「日本レコード大賞」の名が変わらないくらいだから、変わることはないかな・・・