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再び戦前へ逆戻り? 「君が代」不起立者は「非常識」「非国民」か?!

 
 
■未成熟な不当判決 
  3・11の東日本大震災並びに福島原発震災という未曾有の災害で世の中が混乱し、思考停止に陥りそうになっている時、テレビからは毎日催眠術をかけるかのように「日本は強い国」だとか、「日本の力を信じてる」だとか、「一つになろう」などという言葉が繰り返し流された。そうした色に世間の空気がなんとなく染め上がった頃、5月30日、6月6日、6月14日と立て続けに最高裁は「君が代」斉唱で教職員に起立を命じる職務命令は合憲だとするいかにも政治的な不当判決を出した。思想良心、表現の自由よりも、文部省が作り上げた「一般常識」「慣例上の儀礼的な所作」の方を重視すると言うのである。この国の司法の未成熟ぶりが露呈してしまったとしか言いようがない。しかしながら、反対意見を述べた裁判官2名がいたことは、一筋の光ではある。 

■ネオナチ化する橋下「大阪維新の会」橋下

一方、大阪ではこれらに呼応しているかのように、橋下徹知事率いる「大阪維新の会」が府議会で政令都市を含む府内の公立学校の教職員に「君が代」斉唱時の「起立・斉唱」を義務付ける条例案を府議会に提出し、数の力で可決してしまった。これに勢いづいた橋下知事と「維新の会」は9月府議会でも、起立しない教職員の氏名や所属を公表し、不起立数回で懲戒免職などという教職員処分条例を成立させようとしている。  橋下知事は、「思想良心の問題ではなく、マネジメントの問題だ。」とくりかえすが、「君が代」不起立を「府民への挑戦」と言うレッテルを貼り、弾圧しようとしている。所属・氏名の公表などすれば、排外主義者らの不起立者への暴力や脅迫を誘発しかねないのは目に見えていることだ。  こうしたやり方は、ヒトラーの「大衆煽動」のやり方と共通している。
 
■実質的ファシズム社会への発端は北九州市の4点指導
最高裁判決と橋下知事の言い分は見事に重なる。最高裁は「起立斉唱行為は、一般的客観的に見て慣例上の儀礼的な所作で外部からも認識されている。」とし、補足意見で「起立斉唱を拒否する行動を取るのは、生徒の模範となるべき教員の職務に抵触すると言わざるを得ない。」と言っている。一方、橋下知事は、「起立は府民感覚として当たり前。国旗、国歌を否定するなら公務員をやめればいい。」と言っている。つまり、国策に反対するものは「非国民」とされた戦前とと同じである。行政の長が批判も抗議も許さず、裁判所まで一緒になってそういう人間を弾圧する。これは実質的なファシズム社会の到来である。 こうした流れの発端は、北九州市の「日の丸・君が代」強制であると言っても過言ではないだろう。その違法性を訴えた私たちの北九州ココロ裁判も最高裁判決を待っているところであるが、どんな判決が下ろうと私たちは「日の丸・君が代」強制をはねかえす闘いを続けていく!!


 
     
     

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