1.趣旨 |
男女共同参画社会推進による生活スタイルの変化や経済環境の悪化による子育て世代の経済的不安さによって、一人親や共働き家庭が急増してきました。このような社会背景の中、学童保育は働きながら子育てをする保護者にとって、なくてはならない施設として発生しました。 学童保育の発祥の原点は、保護者の就労支援のための制度として始められましたが、年間を通して学校よりも生活時間が長いことなど、子ども達が喜んで生活できる「第2の家庭」となることが求められるようになってきました。働きながら子育てをする保護者にとって、子どもを安心して預けることができる場所が在って初めて安心して働くことができるのです。 一方、核家族化や少子化によって、子どもが家庭や地域で異年齢の子ども達と集団で生活や体験活動をする機会に恵まれないことで損なわれる、社会性の醸成が必要であると指摘されてきました。学童保育は、子ども達が多くの仲間や指導員との関わり合いの中で人と人がつながることの実感を体験する場所となり、人として成長する居場所となることを期待されるようになっています。 以上のような環境下において、子育て中の共働き家庭、出産や介護など、放課後家庭に保護者がいない子どもを預かるとともに、就学前児童の時間外保育などを実施することで、地域全体で支え合い育て合うための居場所の学童保育をさらに充実しなければならないと考えています。既にある運営組織が核となり、特定非営利活動法人となることで行政との連携をより強固なものとして、子どもの健全な成長と保護者が安心して仕事ができる、共に支えあう風通しの良い地域づくりに寄与することを目指します。 |
2.申請にいたるまでの経過 |
平成15年7月14日に桑山放課後児童クラブとして豊中町の補助事業として発足しました。三豊市合併後引き続き、補助事業として実施していましたが、平成21年度より市の委託事業となっています。 市など公的機関からの要望もあり、今後さらに経営基盤の安定と事業の拡充をはかっていくために特定非営利活動法人格を取得することを2010年10月23日会員全員で決議しました。 |
平成22年10月23日 |