イノセVS抵抗勢力、イノセ&ノサカVSハマコー 爆笑対決 TV タックル(テレビ朝日系 9月 2日) |
今回の「TVタックル」はビデオに録画した価値が十分あって、久々に爆笑に次ぐ爆笑で楽しませて
もらった。 主役は道路公団民営化推進委員の目玉猪瀬直樹、敵役(かたきやく)に浜田幸一(ハマコー)助演男優(猪瀬の介添え)が野坂 昭如、一方の抵抗勢力代表に荒井広幸、阪上善秀、そして中立派というか、いまや自民党無派閥の代表的存在となった平沢勝栄という 賑やかな顔ぶれ。テレビ出演には慣れている人がほとんどなので、エキサイトしながらも番組の構成とかコンセプトにも 気を遣うだけの余裕を持っている。ハマコーなどはバラエティ番組に数多く出演しているのでその点は心得たものだ。 私も最初、浜田幸一という元国会議員は、ただただ頭の固い国粋主義者か浪花節的な心を持つ右翼かと 思っていたのだが、この人はテレビでビートたけし、さんま、タモリの三大お笑い師匠に教育を受けたからか、 はたまたもともとそういうセンスも持っていたのか、けっこうそういった機微の分かる人なのである。 いくら怖い顔してても彼らの一言で破顔一笑できるのだ。芝居っ気は多分にあっただろうな。 野坂昭如という作家もテレビ討論では百戦練磨で本気で怒っているのかパフォーマンスなのか分からないところ があるし、猪瀬は猪瀬で場数を踏んでいるだろう。また脇役の平沢も荒井も阪上もそれぞれが個性的で 面白い。 爆笑トークの一部を紹介すると・・・。 イノセが「ひとこと言わせて」と前置きしてダムが必要かそうでないかを公平に判断する 第三者機関を設けて・・などと説明していると ハマコー 「あんたが全部利口そうなフリするなって言って るんだ!」 イノセ 「ハマコーさん、ちょっと黙って!」 ハマコー 「お前に黙れって言われることが なんであるんだ!」 ノサカ 「イノセに最後までしゃべらせろよ!」(と援護) ハマコー 「国会議員の言うことを全部否定することないよ・・・・○*△××・・」 二人とも発言を続けていると 司会の阿川(佐和子)が 「ただいま二重音声でお送りしています・・」 また荒井が抵抗勢力の 言うことをすべて否定するのは間違いというような趣旨をフリップを使って、テープをはがしながら 説明していると、すかさず ビートたけし 「みのもんた方式だ!」 その後2度目のフリップを出してまとめようとする荒井に、すかさずアガワが 「フリップは三枚までにお願いします!」 関西出身の阪上は阪神大震災のときの話などを織り交ぜながら、道路の必要性などを説いた後、 「道路や橋は50年後、100年後に評価される。ハマコーさんは現役の時はあまり評価されなくて、机 振りまわすところばかり見られているけど、100年後には評価されますよ」とハマコーにエール。 またイノセの発言にハマコーが 邪魔するのをノサカが援護していると ハマコー 「もっとゆっくりしゃべれよ!」 ノサカ 「大きな お世話だ。そっちが大きな声ならこっちは早口だ!耳をよく掃除しろ!」 あと道路族の長、抵抗勢力のボス、 江藤隆美議員がイノセの推進委員選出について「あんな者は認められん!」と言ったことに対して ハマコーが以前の放送で同期生として恥ずかしい発言として謝った後で ハマコー 「だいたい宮崎の芋虫みたいな者が!」 ちなみにこの江藤隆美という人が建設大臣の時に今の11520kmの法定路線というのが国会で決まったんだそうですね。 それで江藤としては国会議員としての政治生命を賭けた使命だとでも思っているのでしょうね。 いやー楽しかったです。こういう硬軟入り混じってのしかもかなり核心を突いてる討論、これからも歓迎です。 |