2002年 〆の言葉 | 12月26日 |
このサイトとしての重大ニュースはなんといってもナンシー関の突然の訃報(6月12日)だろう。 当サイト開設当初から「『週刊朝日』連載ものチェック」の項目の一つに「ナンシー関の小耳にはさもう」を 選んでいた。「連載ものチェック」の中では一番更新も多かった。「週朝」購読のきっかけのひとつともなるくらいの 私にとっては必読の連載ものだった。毎週誰がターゲットにされるのかがまず楽しみであり、 その消しゴム版画の絶妙な技と身も蓋もないくらいの辛口コメントを楽しんだ。ナンシーさんにはもっともっと長く 、次から次に出てくるテレビ界の虚像、実像をその鋭い眼力で射抜いてほしかった。2002年後半からの 北朝鮮拉致問題にからむ様々な人物像にも是非ぜひ言及してほしかった。 当サイトも死亡発表の当日から2〜3日は ヒット数が1日通常の2,3ヶ月分ほどの数が集まって驚いた。それほどナンシー関に関してのサイトが少なかった のか、あるいは2年ほど継続してナンシーのコラムを取り扱っていた当サイトへのボーナスだったか。 さて開設以来、2年7ヶ月「『週刊朝日』連載ものチェック」をメインに掲げてきたが、今年ナンシー関の コラムも終わりを余儀なくされ、楽しみにしていた「週刊図書館」の虫評「まっとうな本」のコーナーも 終わったのを機に、私は「週朝」から手を引くことにした。漫画「パパはなんだかわからない」とか「山藤章二のブラックアングル」、 林真理子の対談、東海林さだおのエッセイ、「週刊図書館」で取り上げられる本など心残りはあるものの、 毎週取り上げるメイン記事の内容がほとんど興味持てないし、この週刊誌の読者はやはり”中高年のおじさん”に 絞られているのが見て取れるので・・・。 来年はどういうことがメディアの中で盛り上がっていくのか。 あまり世の中全般ではいいこともなさそうだけど・・・。 また2003年にお会いしましょう。よいお歳を・・・! |
今年の日本シリーズって | 10月31日 |
このページ、やっと前の「夏休みに入ります」からの更新です。
とにかく今年のプロ野球日本シリーズって私にとってこれまでで一番関心がもてなかった。(野球というものを 観るようになってからこのかたです)カードとしては最高の組み合わせ(私にとっても)。巨人対西武です。 もともと私はライオンズファンで福岡から千葉に本拠地が移って西武ライオンズになっても応援していた。どんどん 強くなっていったし、魅力的な選手も多かったから。だからアンチ巨人なのだけど、これがややこしいことに 清原がFA宣言して巨人に移ってからは清原の面子にかけて巨人を応援せざるを得なくなった。何年か後には 工藤が西武ー>ダイエー>巨人と入ってきたので、ますます巨人を応援する気になった。 しかしやはり根はアンチ巨人、一昨年のダイエーとの日本シリーズでは心の葛藤はあっても 最後には自然と気持ちがダイエーを応援していた。 であるからして今年の日本シリーズには気合が 入るはずである。ところがここのところのさまざまな出来事、日本では北朝鮮拉致問題、不良債権処理問題、 また世界では相変わらずの自爆テロ、そしてロシアでチェチェンの武装勢力の劇場人質事件とめまぐるしく 重大事件が続くので、「えー、日本シリーズ?もう始まるの?」って感じで土曜日の第1戦を迎えた。 もともと我が同居人は野球中継はまどろっこしいのか(時間がかかる)あまり見ない人だ。しかもアンチ 巨人、しかもひいきの負け試合は絶対観ない、となるとこの日本シリーズはかろうじて2画面のうら(音声なし) の方でしか観られないのであった。そして西武のいいところ全くなしの4連敗でみじめに散っていった。 手に汗にぎるところといえば松坂対松井、清原の勝負くらいだった。第1戦で松坂が清原にホームランを 打たれたが、あれは西武の看板選手の先輩後輩の関係上(お互いに好意をもっている)、絶対逃げてはいけないし、直球勝負にでなければ ならない心理状態で、私は松坂の”ご祝儀だ”くらいに思った。でも第4戦も清原にタイムリーを 打たれたから、やっぱり完璧に勝負に負けたのだ。 どっちにしてもFA宣言の選手を長島元監督の顔で 引っぱってきて集めた巨人はずるい!と思わずにはいられない。新聞にもあったがこのところ本当にセパの 力に開きが出てきている。FAや逆指名でセの人気球団にいい選手が集まるからだろう。こんなことでプロ野球は 面白くなるのだろうか。 いずれにしても全然熱くならない日本シリーズだった。 |
夏休みに入ります | 8月6日 |
本当に毎日お暑いことで・・・。電気料金のことを考えると恐ろしいので扇風機を物置から出してきて、
使い始めました。結構しのげるものです。ここは水道料金が全国平均の倍以上?高くて夏は光熱費のWパンチを
くうので、無い知恵を絞り忍耐強くない私もここは少し我慢です。 「週朝」からもTV界からもネタを 拾えず更新が少なくなってきました。ドラマでは最近福田和子(整形し時効寸前まで逃亡していた殺人犯)の手記を元に 生い立ちから逃亡生活を描いた大竹しのぶ主演のドラマを見ました。やはり映画「顔」の藤山直美に対抗出来るのは 大竹しのぶでしたね。ドラマの内容はワイドショーなどで聞いていた範囲のことであり(事件前の盗みでの入所のことと 息子ことは初めて聞いたが)刺激を受けるまでは至らなかった。しかしこの主人公の生活力とか世渡り上手は そういう方面の能力に欠ける私には賞賛する以外にないように思う。 さてお盆も近づいております。 ここらで夏休みということにしましょう。(もうとっくに入っているようなものだが) |
ナンシー関さん急死 | 6月12日 |
ナンシー関(本名関直美)さんが6月12日、知人と食事した後「仕事が残っている」と言ってタクシーに
乗りそこで倒れ病院に運ばれ、午前0時過ぎ永眠したとのことです。39歳でした。突然の訃報に驚くばかりです。
やはり仕事のし過ぎ、過労死といってもいいかもしれません。(直接的にはそれに伴う運動不足、及び過食?)
下に書いた私の心配がまさかこんな急な形で訪れるとは思ってもみませんでした。本当に残念です。(17:00) 私がナンシーさんの死を知ったのは このTOPページのカウンター数の異常な上がり具合からでした。 日頃どう転んでも二桁(最近では10 〜30、去年の塩爺ブームのときくらいで50くらい))しか増えないカウンターの数が、3時間で400ヒット以上 になっていました。これは恐らくカウンターが壊れたのだろうとCGIBOYさんには悪いけどそう思いました。 どこから来たのかログを見るとその中にこのページの「ナンシーの顔が・・」というのからのものが何件か 見つかりました。なにか不吉な予感がして「ナンシー関の小耳にはさもう2002」のページにいってみると 300以上のヒット数、やっぱり大部分はここからだと分かり、これはもうナンシーさんの身に何事かが 起こったに違いない、もしかして事件に巻き込まれたか、はたまた事件を起こしたか(?)と胸騒ぎの 中、まずは「Yahoo!」に行ってみました。そしていきなりあの訃報を目にしたのです。 ナンシーさん、 生前ここに来てくれたことはなかったと思うけど、こんなに早く逝ってしまうのなら、応援メールを差し上げれば よかったなあ。でもナンシー関の公式HPのバナーは最初から付けてました。(「ナンシー関の小耳にはさもう2002」 のページに)「バナーはどうぞ勝手に」書いてあったし。 まだ死者としての言葉は私にはかけられません。 最後の「ナンシー関の小耳にはさもう」(6/21号)の感想も残っているし。(23:40) *6/13 「今週の 朝ワイドチェック!」に関連記事 |
ナンシー関の顔が朝日新聞に | 4月 8日(2002) |
4/7付けの朝日新聞にナンシー関の写真がかなり大きく載った。「本屋さんに行こう」というコーナーで
”消しゴム版画家 ナンシー関さん”と名前も肩書きも大きく付いている。その写真の顔は(何度か見たことはある)
辛口でならす意地悪なコメントのイメージとは逆の”とてもいい人そう”に見える。というのも職業柄、テレビ漬けで
原稿書きに追いまわされる日々を推測するに十分、太っていらっしゃるから。デブっていい人そうだもん。
普通は街の本屋さんで何冊かの本を買うのだが、ナンシーさんは忙しい身(毎日が締切日だとか)、それに
パソコンも充分使ってます、ということのアピールか、ネットでの注文となった。いつもの毒舌は見られなかった
が、ナンシーらしいこだわりが見えたのが、どこかのサイト(アマゾン)でこの本を買った人が一緒に買った本という
リストが見られて、”「一緒に買った本」チェックにすっかり熱中”するところ。ナンシーさん、健康には
くれぐれもお気をつけください、と日頃からネタを提供してもらっている私は写真を見ながらしみじみ思うのだった。
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