ぼーっと外を見ながら駅弁をほおばる。 午後のやわらかな日ざしが心地よい。 気持ちよさそうにイビキをかいているおっさんがいる。 小さなリュックを背負って、窓にかじりついている少年もいる。 ちょっと箸を休めてはるか遠くの山影に目をこらしていると、 列車はちいさな無人駅にすべり込んだ。 こんな瞬間、「あ〜、鉄道旅行ってええなあ」としみじみ思う。 |
野辺地駅(南部縦貫鉄道/青森県) |
◆終着駅の旅 |
「終着駅」という言葉には、想像力をかきたてる力がある。 降りる人もまばらな山あいの無人駅。 絶え間なく足音が響き合う都会のターミナル。 エンジン音を吸い込まんばかりの深い雪に埋もれた北の駅。 「静寂、喧騒、さいはて、ノスタルジー」 このコーナーは、そんな言葉が似合う終着駅を訪れたときの様子を綴ったものです。 ちょっとばかりお付き合いください。 |
門司港(JR九州) | 福岡 |
七戸(南部縦貫鉄道) | 青森 |
加津佐(島原鉄道) | 長崎 |
◆厳選鉄道リンク |
私が週に1度は必ず訪れるお気に入りのページです。 あなたのフィーリングにフィットするページがあるかもしれません。 ※クリックすると別ウインドウでリンク先を開きます。 |
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