実験室 |
第3回 一太郎スマイル:設定の話 第3回テーマは、一太郎スマイルです。(ジャストスマイル) 言わずと知れた、ジャストシステムの小学生用ソフトです。 授業において、おそらく『ハイパーキューブねっと』よりもよく使われているのがこの一太郎スマイル(ジャストスマイル)ですね。描画ソフトやタイピングソフト、子どもが喜びそうな色々なフォーム集も揃っていて至れり尽くせり、小学生の頃からジャストスマイルを使いなれていると恐らく、大人になった頃には立派な『一太郎派』の出来上がりです。ワープロソフトを選ぶなら何の迷いもなく『Word』より『一太郎』を選ぶでしょう。ジャストシステムの恐るべき戦略って感じですね。 では、本題です。この一太郎スマイル、起動するとまず始めに学年と組を入力して、ファイルの保存用フォルダを選択することになります。初期設定の状態では、組番号は1組から10組までとなっています。子どもの中には(特に低学年)は面白がって組番号を「9組」とか「10組」とか、あり得ない組で選択してしまう子もいます。これは「MyClass」フォルダ内に余分なフォルダ「3年10組」とか「1年9組」が作られるだけでファイルの保存を行わない限り問題はありません。但し、その授業で作成したファイルの保存を行う予定なら大問題です。何故なら、保存時の初期フォルダは当然、選択した組番号に設定されていて、しかも見た目にはわからない事が多いからです。この事で次回の授業でファイルを開こうにも保存したはずのファイルが「行方不明」になり最初からやり直しという事にもなりかねません。この設定は、先生用メニューから変更や削除が可能で、もしも気になるようなら、手間がかかりますが、削除してしまうといいでしょう。 もう一つ、最初の設定でメニューに漢字が使用されている【漢字メニュー】、ほとんど平仮名のみの【ひらがなメニュー】が選べるようになっています。画面の見た目だけの問題、と思われている人も多いようですが、【漢字メニュー】と【ひらがなメニュー】を比べてみると【ひらがなメニュー】は少しだけ機能が少ないようです。高学年でも【ひらがなメニュー】使いたがる子も多いようですが、高学年の場合【漢字メニュー】を選択させた方が無難でしょう。 メニューへ戻る/第1回/第2回/第3回 |