国民の2人に1人がガン疾患といわれる現在、ガン医療を取り巻く環境は改良され、医療技術も年々向上している
一方で、"ガン難民"となる人々の増加も指摘されるに至っている。
その背景には、ガン治療の標準化がもたらす一方向性の視点、つまり、当事者が力の限り生き抜くことを切望しても、
現在の医療は、標準的な治療では治しきれない人々は早々に治療を打ち切り、当事者のための “手を尽くした治療”は
行われないという現状が指摘できよう。

生きがい療法が提唱する5つの生活指針、すなわち

①自分が自分の主治医のつもりで、病気や困難に対処する
②今日一日の生きる目標に打ち込む
③人のためにな ることを実行する
④不安・死の恐怖はそのままに今出来る最善を尽くす
⑤死を自然現象として理解し、もしもの場合の建設的準備をしておく

                  は、当事者が「ガンに負けずに力の限り生き抜く」ための基本指針である。

本ユニオンは、これらの指針を各自日々の生活の中で活用し、同時に手を尽くしたガン医療を受けられることを
目指して、前向きに病と闘い、社会活動を行う、ガン当事者によるガン患者組合として会を結成する。