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ナンシー関の「小耳にはさもう」

その文面からしてナンシー姐さんとでも呼びたくなるような恐さ(意地悪さ)がある。 おかしなマネでもしようものなら(決して正義感に基づくものではなく彼女の尺度で見て) このナンシー姐さんがみのがさないよ、みたいな。 ここで俎上にのせられた著名人(主にタレント)の方々はどんな気持ちかと人事ながら同情を禁じえない。 「どんな顔してそんなことがこの私に言えるのよ。」と怒鳴り込んで来る人はいないのだろうか。それとも 消しゴム版画の似顔絵がよく出来てるし宣伝にもなるので大目に見ているのだろうか。 なんにしてもこの人は消しゴム版画という特技があったからここまでの地位を確保したのであって合わせ技一本だ。


2001年「小耳にはさもう」一言メモ(「今週の週刊朝日」より)
11/30 号 「笑顔が大きくなっちゃうんだよね」
タモリ発言(11月15日 フジテレビ系「笑っていいとも!」 にて ケガ療養から復帰した初日 オープニングでの感想)
10日間の休養後の第一声ってやっぱり誰でも興味あると思う。 私も用事で見られないと思いビデオに録ったけど、今あまり印象にない。それくらいスムーズに移行 できたということで、ナンシーも「その興奮が収まるのが早かった。驚くほど早かった」と書く。 そして「笑っていいとも!」はタモリの欠勤でもブレなかったのだから、何があってもブレないだろうと。 それはナンシーにとって誉め言葉ではないらしい。あれだけのタレントが毎日出演する生番組だから、何かが 起こることをずっと期待していたわけだが、「何も起こらないかもな」と彼女も諦め気味だ。
この番組での ハプニングやタモリのギャグを楽しみにしている人は他にも大勢いると思うが、 「日記猿人サイト」のばうわう氏も その一人。タモリ不在の同番組をよく取上げていた。そして復帰後の「いいとも増刊号」の ”タモリの入院話”も詳しく伝えていた。
☆☆☆
11/23 号 「6万人の君が代はとてもすばらしかったです」
工藤静香発言(11月7日サッカー「キリン チャレンジカップ2001」オープニングセレモニーで)
この日の「君が代」を工藤静香が歌っていると知ったときは、 なんか場違いな気がした。ナンシーさんも今の工藤静香ならその私生活の話題で「売り手市場」なのに 「そんな選び放題な状況で『君が代』か」と書く。さらに面白いのは「君が代」は誰が歌っても(笑)から 逃れられないという、微妙な点を言及する。またひょっとすると「君が代斡旋業」という商売が存在するのでは とも書く。それほどスポーツイベントの前の国歌をプロの歌手(歌謡曲、ポップス、クラシックを問わず) たちが歌うことが浸透してきた。まあ、アメリカのモノマネでしょうが。アメリカの国歌を歌うポップス(ロックでもいい) 歌手たちはかっこよく見え、日本国歌を歌う日本の歌手たちには、なぜ微妙な(笑)がくっつくのか。ひとえに 「君が代」の特殊性でしょうか。そんな、気がついてはいてもなかなか指摘できない部分に、ナンシーが 軽く突っ込む。☆☆☆
10/26 号 「でも私診てもらいたくなーい。だって胸見せなきゃいけないもん」
安藤和津発言(TBS系「ジャスト」にて)
セクハラという概念が知られるようになって、テレビ界では「エロおやじ」は減少し 代わりに「エロおやじ女」がのさばり出した。その尖兵が安藤和津というのだ。☆☆
10/ 5号 「母というより”女”なんですよ」安達祐美発言(日本テレビ系「おしゃれカンケイ」にて)
安達祐美のトーク番組出演のときはよくお母さんも一緒に登場する。 これはひとつに子役時代の彼女を語るにはやはり”母”の存在が欠かせないだろうし、人生を語るにも母の方が 祐美ちゃんよりも豊富でおもしろいというわけだ。もう、2〜3回は私も”母”の再婚話を聞いている。 最初はへ〜って思ったけど、だからなんなのって感じで、祐美ちゃん的にはこの”母”の話が今後の彼女の将来に 影響及ぼすことが、なんかあるのか、ないのか。☆
9/28号 「私、台風中継は久しぶりでして」木村太郎発言(フジテレビ「スーパーニュース」にて)
このニュース見た、見た。中継の前か後に「ちなみに台風中継は ○十年ぶりだそうです」という安藤優子のコメントが入った。単に人手が足りなかったのでは。
あとフジテレビのNYビル激突のときのレポーター(記者)が、ビル崩壊直後に「逃げて〜・・・」を連呼する場面を 繰り返し使うのは、ニュースのバラエティ化だと怒っている。返す刀でまたもや筑紫哲也の米テロ事件の ニュースの中での失言(「起きるべくして起きた事件」)を斬る。これは取り様によっては失言だけど、 筑紫氏に悪意は持っていない私としては、「こういうテロは十分に考えられていた」と言う風な意味で 言ったのだと解釈するけど。
でもこんな大きな事件の後で、こういう軽いコーナーに書くのも気持ち的に 大変だと思うが、ナンシーさんの発言はその大事件の記事に負けない鋭さを、結構持っていたりする。☆☆
9/14号 「いいですかねえ、ここで(妊娠検査薬)やっても」松野明美発言(番組収録中に検査薬で調べ、 妊娠が発覚)
まずこの消しゴム版画の似顔絵は似てないけど・・・。でも「ギャーハハハハハハ・・」という添え書きは 松野明美の“ハイテンション”をよく表している。この「いいですかねえ・・」というのもはっきり熊本 訛りで聞えてくる。収録中の番組はまだオンエアされてないが、たしか「しらばか」という女性(ほとんど おばちゃん)タレントばかりが集まって、井戸端会議風の本音トーク、”花も嵐も踏み越えて”というような 告白も混じった番組の中でのことと聞いた。その出演者といい「尋常でない空気」といい松野のハイテンションといい、 さすがのナンシーも腰がひけるという感じだ。そしてこの行為、「とてつもなくないか。もうなにがどれくらい どうなのか、よくわからん。」と書く。そのうち、TVの前での出産もありかも、と。
☆☆
9/ 7号 「ハッ、よさこーい、よっさこーい」広末涼子発言(よさこい祭りのやぐらの上で叫ぶ)
週刊誌やスポーツ紙では「広末涼子の奇行」が次々と報道されているらしい。ナンシーは今までなんの おもしろみもないのに、過大評価でもてはやされている広末に疑問を感じていたが、ここへきて、違う意味で 大化けしたので、「広末涼子に釘付け」となった。「高・安」の二言論から脱出し、今はいろんな方向に 振り子をぶんぶんまわしているような状態だと言う。
でもほんと、広末涼子は何故にそんな精神状態に なっているのか、首を傾げざるをえない。
☆☆
8/31号 「20代最後だし、すごく大切な年にしたいので、今年で(誕生パーティは)最後にします」西田ひかる発言 (毎年恒例の誕生パーティにて)
西田ひかるの恒例の誕生日パーティとその取材をナンシーは”夏の風物詩”とも”理不尽の具現化”、その理不尽を 通り越して”国民共通の『ネタ』”ともなっていた、と言う。ほとんど内容のないまま十数年が経過したのだが、 このたび、めでたく、彼女の婚約と二十代の終わりということで、今年で打ち切られることになった。 アイドルの誕生パーティも30歳という歳では本人がまず嫌でしょう。別に歳は気にしなくていいといっても 、そういう”ひかるちゃんの誕生パーティ”という昔ながらのアイドル扱いの囲み取材だったから。 そういうこれまでのこの催しを「逢う魔が刻」(日暮れどき、何か見えないものを見てしまうような時間) のようなものだったと言い、ひょっとすると来年も開かれていたりして・・と、最後はシュールに終わる。
☆☆
8/17・24号 「こんばんは。筑紫哲也れす」筑紫哲也発言
(TBS系「参院選挙特別番組・票決1ライブ2001」にて)
単なる言い間違いなのだが(いわゆる”カンダ”というやつ)ナンシーさんには「ここ一番」での筑紫の ミスが気になるらしい。それと毎日の髪のコンディションも。つまりナンシーは最近の筑紫に微妙に感じる、 くたびれかげん、元気のなさかげんを気にしている。私はほとんど「NEWS23」は見ないので、たまに何かで 彼の姿を見ると、当然のことながら「歳とったなあ」と思わないでもない。これは久米宏にしても同じ。 月日は流れていく・・・。☆☆
8/10号 「恐竜の迫力とかがやっぱりすごくて」真中瞳発言、 (「ジュラシックパークV」試写会にて)
”日本における「ハリウッド式プレミア試写会」を斬る!”って感じ。そういえばよくワイドショーなどでも 取上げられる。そういう場合はたいてい映画の感想よりも私生活のことで聞きたいことがある場合。試写会 に招かれてその謝礼で食ってるようなタレントを「お車代タレント」なんて呼んでるよ。
☆☆
8/3号 「天然と思っている視聴者は多いでしょうね。実は、相当考えてやってますよ」
松岡修造発言、 (日刊スポーツ「日曜日のヒーロー」から)
「衝撃の一言と言っていいだろう。」とナンシーは書く。 テレビでの自分の面白いキャラは”天然”ではなく計算でやっているという松岡修造の言葉に対してある。 そういうことを考えていた(あるいは発言した)ということに衝撃は受けても、実はあなたの面白さはその計算したところにあるんじゃ ない、というのが今回のナンシーの主張。松岡修造という、(いいとこのぼんぼんの)素材そのものがすでに 天然の笑いの要素をもっているというのだ。現役のテニス選手だったころの彼はけた外れににかっこよく、 オーラが出ていたとナンシーは言う。「でも今となってはその無意味なかっこよさが笑いの重要なポイントに なっているわけだが」と結ぶ。なんかこれを読むとナンシーの人物観察の鋭さを思い知らされる気がする。
☆☆☆
7/27号 「この三十何年間で、オールスターのとき日本にいるなんて初めてですよ・・・」
パンチョ伊東発言、 (フジテレビ「すぽると!」にて)
”日本一の米野球メジャーリーグ通”のパンチョ伊東さん。こんなにメジャーリ ーグのオールスターに日本人が注目したことがないというときに、彼は体調不良で日本にいた。ナンシーはそんな彼に同情して今回は まったく意地悪なしの(しかしどこか笑いをこらえての)真摯なコメントだ。「ビジュアル面もさることながら 、サウンド的にも非常に特徴的なキャラクターなのである。本当に稀有なキャラ。どこをとっても『特』にして 『珍』」とべた褒め(?)だ。☆☆☆
7/20号 「映画などでがんばりたいと思うのでお仕事くださぁーい」
田島寧子発言(競技生活引退宣言にて)
「美人女優志望」も「個性派俳優志望」もレベルとしては同じなのに、「個性派」なら許されるだろう、 みたいな甘えは「個性派俳優」に対して失礼だろうと。 ☆☆
7/13号 「ほとんどの人は堺さんに同情していましたね」某ワイドショーキャスター発言
堺正章○岡田美里●という方向に一致団結して突進してしまうところが、ワイドショーの快感のひとつという ナンシーの見方。もっていかれた方向が正しいのか間違っているのかは、彼女にとってはどうでもよいことだと。 ☆☆
7/ 6号「いいかげん、こういう便乗取材はやめたほうがいいと思うんですが」福岡翼発言
(和田アキ子が 映画の試写会で、工藤静香の近況などを聞かれていることに対する苦言)
本題ではない話題の方が オンエアされてしまう便乗取材について。福岡翼の言うことは正論だが自分のところもそれをネタにして いるのはいけないと。恒例になっている芸能レポーターとタレントの馴れ合いインタビュー(大物に最近の出来事 について語らせるような)は親睦会みたいだと。☆☆
6/22号 「(YOUさんって)お婆さんのような顔に見えるときもあり・・・」
古館伊知郎発言(「おしゃれカンケイ」にて)
タレントYOUのバラエティ出演のときの立場は「ある程度おもしろいことを言う人」という場所では ない。(むしろ常におもしろいことを言う人<お笑いカンケイ>という位置)☆☆
6/15号「年上の彼とのおつきあいは事実ですが・・・(後略)」小田茜発言
小田茜という”美少女” という以外に形容の見つからないようなタレントが「50歳・占師」と付き合っているというニュース (私は知りません)に衝撃を受けるナンシーさん。
同じ時期に発表された松居一代×船越英一郎のカップル、 清水健太郎×森香名子カップルにも興味を示すナンシーさんのカゲキさには私はついて行けません。☆☆
6/ 8号「今までの首相とは違う感じですよね」
某ワイドショーにて 街頭インタビューに答えた 30代女性の弁
「小泉首相はハートマークの視線で見られる人生を送ってきたのでは」という言葉に ピンとこない私である。田村正和を意識しているのではというのもまさかね〜という感じ。
そういう男の色気的なものを発散しているとは思い難いが、中にはそう感じる女性もいるのか?人気の原因は もっと人間的な魅力の方にあるのでは・・・?(個人的には魅力的とは思い難いが)☆☆
6/ 1号「私は前世はイルカ、前前世はマリー・アントワネット(以下略)」
深田恭子発言 写真集発売記念パーティーにて
ナンシーさんにとって”フカキョン”は「チェック欲をかきたてられる キャラ」らしい。そしてそのフカキョンは華原朋美が好きだという。華原朋美もまたナンシーさんに とってチェック欲をかきたてられる芸能人の一人だろう。フカキョンの”気合の入った”まつげの巻き具合にも 言及する。☆☆☆
5/25号「宇宙大好き!(I like space!)」デニス・チトー氏発言
”宇宙飛行に25億というのは、けっこう金持ち感のアピール法としては「強」である”
今回はナンシーコラムとしてはレアな人種だと思うが☆☆☆
5/18号「今時の作家ってこういうの作らないんですよね(中略)家宝にしてください」
辻仁成発言 フジテレビ系 「笑っていいとも!」テレフォンショッキングにて
自著の豪華本をおみやげとしてタモリに渡すときの 言葉。
辻仁成という作家(ミュージシャン)のことはほとんど知らないが、賞とか取ってるからもっとも かもしれないけど、自信過剰というか、臆面もなくっていう態度がなんとなく匂いますよね。 それだけ文学界に人材が無いってことにもつながるでしょうが、そこらへんの微妙なずれを嗅ぎ付けるのが 上手なナンシーさんであります☆☆☆
5/4・11号「おもしろおかしくやってみました」河村隆一発言TBS系「ウンナンのホントコ!」にて
なぜか最近バラエティ番組への出演が多い河村隆一と、これまた吉本興業入りと言われている小室哲哉 とのスタンスの違い ☆☆
4/27号「小室さん泣いてた」華原朋美発言日本テレビ系「オシャレカンケイSP」で
もう自分のことを”トモちゃん”と呼ぶことをやめた華原朋美。業界では一応復活ということになっているが、 ナンシーの目はごまかせない> ☆☆
4/20号「リタイアしても根性なしって言わない?」
片平なぎさ発言フジテレビ系「クイズミリオネア」で
「クイズミリオネア」で司会のみのもんたに対して自然にお色気を発した片平が、なぜ”2時間ドラマの 女王”と呼ばれるようになったかという考察 ☆☆
4/13号「もう呼んでもらえないんじゃないかと思ってましたけど・・・。」
岸部四郎発言、「ルックルック こんにちは」
「ルックルック」のような少し前のワイドショーの典型のような番組を、この人に 語らせたら右に出る者はいない?
4/6号「身辺整理しないと(選挙には)でられないでしょう」(薬丸裕英発言、「うらまるカフェ」にて)
薬丸くんにまで立候補のうわさが出たということについて
3/30号「(最初のデーとで行きたい場所は?)ホテル!(以下略)」飯島愛発言、
「プラトニック・セックス」 のベストセラーで飯島愛の見られ方、立場はどう変わったか
3/23号「ヒデキデンゲキィ〜」野口五郎に続いて西条秀樹も婚約発表
昔の「新御三家」「旧御三家」は 今では一くくりに扱われることが多い。思い出の一本化について
3/16号豪華な結婚式・披露宴を挙げた野口五郎さん、(略)
同じ時期に入籍した反町・松島組と 全く逆のスタイルであったようでいて、「芸能人同士の結婚」という色を出すか隠すかの違いだけ というような趣旨
3/9号「ただ、人柄に関しては『ナイスでフレンドリー』と評価は高かった」
メッツ、新庄評とイチローの評判のよさへの警戒心
3/2号「視界は良好で私は亮子」ヤワラさんのはしゃぎ過ぎについて
(☆は☆☆☆が最高)




2000年の「小耳にはさもう」
10〜12月の「小耳にはさもう」
12/ 8号 木村拓哉発言
11/17号 田代尚子アナ発言
11/10号 鹿賀丈史発言
鳩山由紀夫発言
8,9月の「小耳にはさもう」
9/29号 うつみ宮土理発言
9/22号松田聖子 郷ひろみデュエット について
その他
7月の「小耳にはさもう」
7/28号 木村拓哉発言
7/21号 浜田発言について吉本興業から
7/14号 近藤サト発言
7/ 7号 原千晶発言
6月の「小耳にはさもう」
6/30号 スポーツ新聞より
6/23号 西条秀樹発言
6/16号 三田佳子発言
6/ 9号 坪内 ミキ子発言
6/ 2号 ヨーコ・ゼッターランド発言
5月の「小耳にはさもう」
5/26号 おすぎとピーコ発言
5/19号 森光子発言
5/5・12号 山田 真二発言